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近江の地場産業および近江の地場産品の振興功労者の知事表彰の実施について

県では、近江の地場産業および近江の地場産品の振興を図るため、長年にわたり近江の地場産業および近江の地場産品の振興に寄与され、その功績が特に顕著で他の模範となる個人または団体に対し、その功績を称えて表彰を行っています。

今年度は、髙原誠治氏(甲賀市/信楽焼)、グリーン近江農業協同組合日野菜生産部会(日野町/近江の伝統野菜日野菜)、滋賀県酒造組合(大津市/近江の地酒)の1個人、2団体を被表彰者として決定いたしました。つきましては、下記のとおり表彰式を行いますので、取材方よろしくお願いします。

日時

令和5年(2023年)2月13日(月) 13:00~13:30

場所

滋賀県公館

被表彰者

3者 (氏名、功績などは下表のとおり)
住所 氏名・名称 主な功績・取組内容
甲賀市 髙原誠治 (たかはらせいじ) 信楽焼の「伝統技術・技法の伝承と後継者育成」についての取組による功績です。平成19年の信楽焼伝統工芸士認定後、後継者の育成や技術技法の伝承に取り組み始められました。その活動は信楽焼伝統工芸士会の会長となられた平成26年からはより積極的になり、産地内外で製作実演や体験教室の指導を行っておられます。 また、ご自身が経営される「株式会社陶器屋」では、風呂釜などの大物陶器を中心に事業を展開しており、同社では髙原氏と同じ滋賀県窯業技術者研修の修了者を積極的に従業員として採用、他産地からの工房見学なども柔軟に受け入れるなど、信楽焼の担い手人材の確保、後継者育成、技術等の伝承に貢献されています。
日野町 グリーン近江農業協同組合日野菜生産部会 (代表者:岡伊佐夫) (おかいさお) 「「近江日野産日野菜」の産地復興」についての取組による功績です。日野菜は、昭和35年のピーク時は50haも栽培されていました。しかし平成20年には2ha、栽培農家13戸にまで減少したことから、関係者らが平成19年度に「日野菜プロジェクト委員会」を設立、「元祖日野菜ブランド化プロジェクト」を立ち上げ、作付面積・生産量拡大支援・ブランド化に向けたPRの強化に取り組まれました。その結果、令和3年度には8.6ha、栽培農家60戸にまで復興し、令和4年10月21日「近江日野産日野菜」が「GI(地理的表示)」の認定を受けられました。現在もほ場巡回や情報誌の配布など、日野菜振興の拡大に努めておられます。
大津市 滋賀県酒造組合 (代表者:喜多良道) (きたよしみち) 「近江の地酒の振興」についての取組による功績です。近江の地酒を広く普及するために数々のイベントを開催し、ファン獲得および需要の拡大に尽力しておられます。特に「滋賀地酒1万人プロジェクト」は平成28年の「近江の地酒でもてなし、その普及を促進する条例」の施行前から実施されており、コロナ禍で多くのイベントが中止になる中、オンライン開催を実施、また組合加盟酒蔵のお酒をブレンドしたコラボ酒を家庭用に販売するなどして、近江の地酒の普及に尽力されています。令和4年4月13日には「滋賀」(清酒)が「GI(地理的表示)」の認定を取得され、現在、滋賀県の姉妹都市であるミシガン州での需要拡大を図っておられます。
お問い合わせ
滋賀県商工観光労働部イノベーション推進課
電話番号:077-528-3790
FAX番号:077-528-4876
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