本県では、「健康しが」をキーワードに、「ひとの健康」、「社会・経済の健康」、「自然の健康」の「三つの健康」の取組を重点的に進めているところです。
これら「三つの健康」に関する施策展開を図る上で、取組を支える県庁の組織としての力を最大限に発揮するためには、職員の健康の維持・増進が欠かせないとの考え方に基づき、職員が健康でいきいきとやりがいをもって働くことができる職場づくりに取り組むことを明らかにした「滋賀県庁健康経営宣言」を定めました。
県民サービスの向上に向けては、「人こそが最大の経営資源である」との認識のもと、すべての職員が能力や個性を最大限発揮することにより、県庁の組織としての力を高めていくことが求められます。
滋賀県庁では、職員の能力や個性の発揮には、職員の健康の維持・増進が欠かせないとの考え方に基づき、職員が健康でいきいきとやりがいをもって働くことができる職場の環境づくりに取り組みます。
滋賀県庁では、職員の健康を第一に考え、「身体の健康」や「心の健康」も合わせた総合的でバランスの取れた健康づくりを推進します。
滋賀県庁では、職員が心身ともに健康で公私ともに充実した生活を通じて成長していけるよう、職員のワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取組を推進します。
滋賀県庁では、長時間労働の解消と仕事の質の向上に向けて、人材育成に取り組みながら、限られた時間の中で効果的・効率的に事務を行う、生産性の高い働き方の実現に向けた取組を推進します。
滋賀県庁では、職員間の活発なコミュニケーションの下、タテ割りを排し、互いに協力し合いながら積極的に業務に取り組む、風通しの良い健康的な組織風土の醸成に向けた取組を推進します。
上記の宣言を踏まえ、これまでの働き方改革の取組に健康増進に係る取組や目標を加えた行動計画を策定し、健康経営の取組を進めてきました。
令和5年度以降は、「滋賀県行政経営方針2023-2026」において「健康経営・ダイバーシティを推進する県庁」を目指す県庁の姿の1つとして位置付けるとともに、目標の明確化や取組の強化のため、健康経営計画を行政経営方針実施計画に一本化し、職員間の対話を通じて県庁における健康経営の理念を共有しながら、その実践に向けて取組を進めていきます。
※「健康経営」とは、「企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても大きな成果が期待できる」との基盤に立って、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践することを意味しており、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
健康経営の取組の一つとして、女性も男性も、ベテランも若手も、子育て中の人も、介護中の人も、誰もが活躍できる職場づくりを県庁が率先して進めるために、平成27年度から、三日月知事を先頭に管理職が「イクボス宣言」を行い、人材育成、業務の効率化、長時間労働の解消などに取り組んでいるところです。
知事、副知事をはじめ、管理職員や係長の一人ひとりが日々この宣言文を胸に刻みながら実践し、お互いに尊重し合うことで皆が活躍できる県庁をつくり、県民の皆様の負託に応えられるよう努めてまいります。
<イクボス宣言2024>
私は、「未来へと幸せが続く滋賀」の実現に向けて、行政のプロフェッショナルとして働く職員の育成および、多様な職員の価値観や感性、経験、強みを生かした組織運営を心掛けるとともに、職員の心身の健康、ワーク・ライフ・バランスの実現、キャリア形成を全力で支援し、自らも仕事と私生活を楽しむ、『イクボス』となることを宣言します。
●知事 三日月 大造
知事のイクボス宣言は、動画でもご覧いただけます。(動画の配信にはYouTubeを利用しています。)
●副知事 江島 宏治
●副知事 岸本 織江