<中村文化スポーツ部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(村井教育長)
2点ある。1点目は、日本のアニメといったコンテンツに注目が集まっており、例えば滋賀県では成安造形大学などで海外からも留学生が来ているという話題を報道か何かで目にした。また、この大学では新たな学科も検討されているとのことである。文化振興というそういうカテゴリではないのかもしれないが、文化の産業化にもう少し光を当てても良いのではないかという印象を受けた。産業との連携の意味合いは入っているが、よりコンテンツとして打って出るようにしていくとか、そういう人材を育成していくとか、大学と連携していくとか、何かそのような視点があってもいいのかなということを感じた。
2点目は、部活動の関係も記載していただき感謝する。ぜひ我々の状況も踏まえて検討をよろしくお願いしたい。
(中村文化スポーツ部長)
何ができるかはこれから考えていくが、大学との連携は進めていきたいと思っている。施策についてもいただいた意見を参考に検討していきたい。
また、部活動について、スポーツと比べると文化は少し地域展開に向けた取組のスピードが遅れているのかもしれない。これも改革実行期間に向けて何ができるか、今年度は取組を進めていく時だと思うため考えたい。
(岡田商工観光労働部長)
デザインやアートの力をビジネスに生かしていくということは大事なことだと思う。一見異なる分野を掛け合わせてイノベーションが生まれていくため、文化スポーツ部の力も借りながら、そういった取組を考えていきたい。
また、この分野は裾野を広げることと同時に皆で支えていくことが非常に大事だと思う。そのため、皆で支えることの重要性をしっかり位置づけた上で、その方策として、寄附やいわゆる企業との共創などを基本的な考え方にも位置づけたらどうか。美術館や新文化館でも取り組まれていると思うが、寄附や共創の手段もふるさと納税やクラウドファンディング等多様化している。芸術文化を身近にしていく、あるいは裾野を広げていくこととセットで皆で支える仕組みをしっかり作っていくことにより、芸術文化が持続可能なものになっていくのではないかと思う。
(文化芸術振興課長)
施策横断プロジェクトで、支える人を繋いでいく仕組みを具体的に作っていけたらと思っている。
(山田健康医療福祉部長)
「健康」というキーワードの視点でも考えていただきたいと思う。生きがい、居場所、心の健康にも通じるため、そういった発想も欲しい。
(中村文化スポーツ部長)
ウェルビーイングは国の計画でも重要視されているため、次期方針についても念頭に入れて進めていきたい。
(奥山子ども若者部長)
子どもや若者の意見を聞き、それぞれの立場の観点を反映していただけたらと思う。
(中村文化スポーツ部長)
滋賀の子どもの声調査やホールの子事業を通して声を聴きたい。
(松田総合企画部長)
国際交流の場では共通しているものが話題になるため、その視点も盛り込んでいただけたらと思う。
(岸本副知事)
施策の柱の「場をつくる」の部分について、文化の包摂性を活かした地域づくりという点は、単に楽しむだけでなく地域づくりに活かしていくという視点をもう少し注意しながら議論を進めてほしい。
(東副知事)
個人の発信の場としてのSNSの活用や情報通信技術は今後も進展していくと思うため、その部分もしっかり取り入れていただきたい。また、社会を地域に活かすという点では、北部地域振興でも検討を進めていると思うが、一過性にならないよう、地域にしっかり根付いていく取組を進めていきたい。施策横断プロジェクトについては、今後もう少し具体化していけたらと思う。
(知事)
今、議論があったような文化の産業化や、裾野を広げる、皆で支える、ウェルビーイング等は、幹事会議でも議論があったようであり、文化の包摂性も多文化共生にも絡んでくるため、柱立てをいろいろ変えてみても良いのではないか。例えば、京都でミュージックアワードが行われていること、日本の漫画やアニメに対する興味・関心、滋賀県ゆかりの作家の皆さんがとてもいい作品を発信されていること等、文化という力をもう少し広げて高めていけるような組立てをしても良いのかなと思う。この点、これまでの検討や審議会の議論で指摘はなかったか。
(中村文化スポーツ部長)
審議会は今週末に開催する予定であり、柱等についてもこれから議論を進めていくところ。今色々とご意見いただいたため、もう一度庁議でまた皆さんに議論していただきたい。
(知事)
もう少しそういう視点に立った検討をするよう諮問の時点で出せれば、審議会でもより明確に御議論いただけるのではないか。せっかくこうしていろいろな意見が出たため、今日的にこの文化振興基本方針をどのように作るのが滋賀の未来にとって良いのかを考えてみよう。
<説明省略>
<質疑・意見等>
なし
(中村文化スポーツ部長)
週末の24日、25日に障スポリハーサル大会を県内各地で開催した。本部員として多くの職員の皆様にお手伝いをいただき感謝申し上げる。あいにくの空模様で一部予定を変更した競技もあったが、皆さんのご協力のおかげもあり無事終了することができた。大会本番では、たくさんの選手団を迎えることになるため、また多くの実施本部員の方にお手伝いをいただくことになるが、引き続き皆様のご協力をよろしくお願いしたい。
(知事)
2点申し上げる。
1点目は週末のリハーサル大会の振り返りをしたい。問合せ対応や競技団体との調整も含め、今回雨で急遽中止にするのか延期にするのかという判断がすごく大変だったと聞いている。情報保障、手話要約筆記のあり方などについても多くの課題(可能性)があった。また、プールや体育館の、マイクやスピーカーの聞きにくさ、話しにくさもあったようだ。国スポ大会にも影響する内容であるため、設備の使い方など根本的なことを確認したい。また、国スポのリハーサルは昨年度実施し、体制や予算に一部反映できているところもあるが、障スポ大会のリハーサルは今年度実施して秋の本番に臨むという綱渡りのオペレーションのように感じる部分もある。既に国スポ・障スポ大会局長には指示しており、公室長にも先方の意向を探るようにお願いしているが、この滋賀大会のいろいろな課題を次の青森大会に引き継げる仕掛けを考えたいと思う。最後に、バリアフリーや情報保障は国スポにも必要なことであるが、障スポにはいろいろなボランティアスタッフを配置するものの、国スポは市町との関係もあり、十分配備されない可能性もあるようだ。これからできることは限られているのかもしれないが、どういったことが必要なのか、できるのかを考え、その後の心のバリアフリーや共生社会づくりに繋げていきたい。
もう1点は「しがのこどものなつやすみ」についてである。各部局協力していろいろなメニューが今年度出された。いよいよ夏休みが近づいてきたが、子どもたちのプラン作り、また学童保育や児童養護施設の子どもたちにも楽しんでもらえるよう、体験の格差を生まないような配慮が要ると思うため、この打ち出しをしたい。総合企画部を中心に全体を取りまとめて、今日の会見でも言おうと思うため、準備をお願いしたい。