<東郷文化スポーツ部長>
・資料に基づき説明
(知事)
悩みや問題などはないのか。
(辻国スポ・障スポ大会局長)
バスの確保が今後苦労するのではないかというのが少し見えてきている。県内のバス会社だけでは足りないので、県外にもお願いをしており、概ね半分ぐらいは県外のバス会社のバスという状況であるが、最近になり、万博の方にバスを出すので滋賀県の分のバスを減らして欲しいというような声が聞こえ出してきている。最終的に何台ぐらいまで確保できるかという心配がある。
また、警備員の確保が順調に進むかというのが少し懸念される。
常設の施設としてはほぼ整備は終わっているが、今後、大会に向けて、仮設トイレや仮設のバリケード、仮設の観客席の整備が増えてくる。集計中ではあるが、資材高騰、物価高騰の影響が見えてきている。
(知事)
いよいよ迫ってきたので、みんなで力を合わせてやるということと、パリ五輪のいろいろな評価があるが、例えば移動に公共交通手段を利用する、ウォーターサーバーボトルがいたるところで設置されているなど、様々な良いところを引用するとともに、佐賀大会の様々なチャレンジの取組があるので、良いところはしっかり受け継いで、また、ないところは滋賀らしく付け加えて作っていく。その辺りを精力的に準備し、また状況を確認したいと思う。
(松田総合企画部長)
万博と時期が重なり今後も調整の必要な点があるかもしれないが、連携し相乗効果が出せるよう一緒に頑張りたい。
<山田健康医療福祉部長>
・資料に基づき説明
(福永教育長)
(1)感染拡大している感染症の症状や重症化率などはどのような状況にあるのか。
(2)以前は、ワクチン接種というのがあったが、今はどのような状況か。
(山田健康医療福祉部長)
(1)新聞報道等もあるが、KP3という変異ウイルスが主となっており、感染力は強いが重症化というところまであまり行っていない、これまでのウイルスの傾向とは変わっていない状況。しかしながら、高齢の方、基礎疾患を持っておられる方が罹られると重篤化する恐れもあるので、早めに対応をしている。
(2)ワクチンの関係については、基本的には、高齢の方や基礎疾患のある方は積極的に打っていただきたい。あまり大きな変動というのは現時点でも起こっていないので、危機感を煽るような状況ではないが、基本的な手洗いをお願いしたい。
(中村警察本部長)
例年夏に感染拡大するということであるが、その理由は何かあるのか。
(山田健康医療福祉部長)
現在把握している状況では、今回のコロナは例年同じような傾向であり、以前は学校などでも窓を開け換気もしながらということを注意深くやっていたが、ここ数年は、特にこの異常的な暑さの関係もあって締め切っている状態というのが続いており、家庭や学校などそういうところで感染されることが多くなる傾向があるのではないかと分析している。
(岸本副知事)
基本的な予防策というのが重要だ。くれぐれも基本的な予防政策の方策について心がけていただくようにお願いする。
(知事)
これについては、次の会見でも発信させていただく。
<中村警察本部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(波多野土木交通部長)
ここ数日、高齢者の事故が多発したことから、滋賀県交通安全対策協議会として高齢者事故多発警報をださせていただいたところ。
(知事)
SNS型投資・ロマンス詐欺の増加は全国的な傾向か。
(中村警察本部長)
全国的に激増している。投資教室の広告などで、実際には関係ない有名人を勝手に出してお金をだまし取るということが、社会問題化している。
(知事)
全国的なそういう動きの中で、自分が承認してないけれども、ネットで使われるようなことに対して、規制の動きはないのか。
(中村警察本部長)
検討の対象にはなっているかと思う。法規制の検討、プラットフォームへの対応も含めて国で対策の検討をされている。
(知事)
秋の政策提案でプラットフォーマーに対する規制の強化、取り締まりの強化を訴えていくことも必要かと思う。
交通事故の状況について、サイクリングでの事故の状況はわかるか。
(中村警察本部長)
自転車の事故としては上半期で258件となっており、昨年から10件程度増加している。
(岸本副知事)
株価の暴落を受けて個人投資家が騙されるパターンというのが心配される。警察でもいろいろと対策を考えられていると思うが、例えばプラットフォームで振り込みをするときに1回画面を挟んで同じ詐欺の実例があるということを出すなど、何かできることをやっていただきたいと思う。
交通事故については、高齢者の免許返納などの代替策として交通手段を用意するということを関係部署で連携して進めていかないといけないと思うので、よろしくお願いする。
(中村警察本部長)
振り込み時に画面を表示するというのは、ATMでやっていたり、実はいろいろなところでそれ詐欺じゃないか、ということを言ってくれているが、だまされた人は全然読まないということがある。物理的にシャットダウンするみたいなことをしていかないといけないが、プラットフォームも外国企業でなかなか規制が難しい。そこを何とかクリアしていきたい。
高齢者の免許返納に関しては、滋賀県ではお試し自主返納ということを実施している。また、認知機能が低下している人については、認知症になると免許は持てないし、認知症の恐れがありそうな方は検査をして、同時に返納を促す。返納を促すには代替手段が非常に大事で、公共交通というところをしっかりやる必要があり、土木交通部と連携して進めている。