<西村総合企画部次長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(西川農政水産部長)
見直し案について、コロナで新たに生じた課題とそれを受けた施策の展開が必ずしもマッチしていない。これは、各部局へ照会いただいた上での話と理解しているが、当部でいい加減なことだが、例えば19ページに農業水産業に関する記載があるが、新たに生じた課題として、米の話、近江牛の話、湖魚の話が書いてありながら、展開する施策にはECサイトしか書かれていない。あるいは、30ページに農山村の話があり、課題で一層取り組む必要があると書きながら、31ページでは、それをオウム返しにして、取り組みますと書かれているように、あまり対応した記述になっていない。項目によってはキレイな記述になっているので、そのあたりのトーン揃えを、キチンと部局からも出させるので、お願いしたい。
(川﨑総合企画部長)
当部でチェックしていく段階で課題があって、対応がない部分もあり、そのあたりを各部局と調整しながら進めてきた。まだ不十分があるという御意見だと思うので、さらに詰めていきたい。
(中嶋文化スポーツ部長)
全体的な話として、100以上のモニタリング指標があるが、これは、例えば5年間のデータがそろった段階で何らかの分析をするのか。それとも、ただウォッチしていくだけの指標なのか。
(田中企画調整課長)
モニタリング指標について、今回は2年度目になるので、特段の分析はできていない。データとして固まっていない部分もあるが、一定のデータがそろった段階で分析していきたい。
(福永教育長)
資料2の実施計画の進捗状況で、未集計が13とあり、そのうち9が教育の分野となっている。これは、昨年度の4月に全国学力学習状況調査が未実施となったために、これを指標としたものは把握できていないという事情がある。この中には、まだ集計中のものもあると思うが、調査がなかった旨の注釈等をつけてもらえないか。
(川﨑総合企画部長)
注釈を付けて分かるようにしたい。
(三日月知事)
そもそも、この調査で評価しない方がいいのでは。
(福永教育長)
それは、2018年に作ったときの整理なので。
(江島副知事)
資料1で達成率50%未満の目標が全体の44%ぐらいあり、これをどう評価するのか。コロナだからやむを得ないと評価するのか、それとも県民との約束なので、当然100%を目指すのか。ついては、令和4年度の予算の中で、100%を目指すための予算を組んで取り組むのか、それとも、この結果はコロナだから一定の足踏みは仕方ないと割り切るのか、今後の施策展開を考え、これをどう評価するのか。
(田中企画調整課長)
進度として遅れている事業について、来年度予算編成の中で特に重点的に検討するかどうか内部で検討できていないので、今後の課題として、検討していきたい。
(江島副知事)
コロナの影響で足踏み状態のものを、いかに加速化させていくのかということを視野に入れながら検討していただきたい。
(川﨑総合企画部長)
当然、姿勢としてはそういうことになると思う。
(三日月知事)
3点申し上げる。
1つは、私は県庁で仕事をしたことがないが、鉄道現場で仕事をしていて、ミスが命取りになることを相当教えられた。その際に、繰り返し言われたのは基本動作の徹底。おそらく、先ほど総務部長からルールというお話があったが、基本動作を各職場で再度確認しよう。特に、公金に損失を与えるとか、県民のみなさんにご迷惑をおかけするとか、そういったことがないように基本動作の徹底をしよう。
2つ目は、困ったこと、分からないことを言い合える職場、聞ける職場を作ってほしい。皆さん、それぞれに心を砕いていただいていると思うが、特に以前ほど職員が多くなかったり、以前ほど中間層が十分でなかったりというときに、若い職員が未経験の職員が誰にも聞けず分からないままやってしまうことがあるのではないだろうか。困ったこと、分からないことを聞けるチームを作ってほしいし、雰囲気を作ってほしい。こういったことをもう一度、それぞれの職場で再確認してほしい。
3つ目は、このミスや誤りは職場を良くするためのチャンスだと思う。個人や起こったことを責めるのではなく、むしろ、起こったことをきっかけとして、次に、私たち以外がやったときにもミスなく仕事ができるようにしよう。人がやって失敗するなら機械に任せる、焦ってやって失敗するなら次の日にする。やっぱり、ミスや誤りをより良い職場と仕事にするチャンスにしようじゃないか。個別名出して恐縮だが、土木で散々繰り返し入札事務のミスがあった時に、システム改修や出す資料の在り方を変えて、それ以来、今のところ同様のミスは起こっていない。そういうことで、ミスのなくなる職場にするチャンスにしたいと思うので、この3点を各部局で徹底いただきたい。
今日、後ほど、放送で職員へメッセージを発信する。