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令和3年4月27日県政経営会議の概要

  1. 開催日時:令和3年4月27日(火曜日)8時45分~9時20分
  2. 開催場所:災害対策本部室 危機管理センター
  3. 出席者:知事・江島副知事・中條副知事・知事公室長・総合企画部長・総務部長・文化スポーツ部長・琵琶湖環境部長・健康医療福祉部長・商工観光労働部長・農政水産部長・土木交通部長・会計管理者・東京本部長・企業庁長・病院事業庁長・議会事務局長・教育長・監査委員事務局長・警察本部長・防災危機管理監
  4. 議事概要:下記のとおり

協議事項

1. 「(仮称)施策構築に向けた方針」に向けて

<西村総合企画部次長>
 ・資料に基づき説明

 <質疑・意見等>
(川﨑総合企画部長)
 少し補足すると、この前の経営会議でDXについてご議論いただいたが、いただいた意見を踏まえ、施策構築と並行しながら施策を練っていきたいと考えている。CO2ネットゼロについても同様に並行して考えながら8月下旬の知事との意見交換に臨めるようにしていきたい。
(石河琵琶湖環境部長)
 施策構築に向けた方針、今後作ろうとされている施策の柱は先ほど施策の全体と説明されたが、全体とすると、4つのテーマだと施策全体を網羅できないのではないかと思うが、例えばインフラ整備など、ここに入りにくいものがたくさんあると思う。施策構築の方針が全体をカバーしようとするものなのか、特徴あるものを取り出したという話なのか、その辺りを確認させてほしい。
(川﨑総合企画部長)
 全てを網羅した基本構想のようなものではなく、4つテーマ案がどこまで広がるか、膨らんでいくかはこれからだが、それらを中心として主に力を入れてやっていくもの、いわば力点を置いたものにまとめていくというイメージで考えている。
(水上商工観光労働部長)
 このように施策構築の方針を施策の柱をまとめる前段でしっかり議論をして、幅広い知見を獲得していこうとするスケジュールについては大変意義があると思うので、この方向で進めるべきだと思う。
 その際に、もちろん最終的には施策構築の柱をまとめていく作業になっていくが、柱をまとめることもさることながら、滋賀県としてどういうことをやっていくべきかという問題意識の醸成、例えば、なぜより良き自治をしっかりと考えていかなければならないのか。あるいは、グリーンというものをどう考えていくべきか、という問題意識の醸成が共有できるように進めていければ大変意義があるものになるのではないか。
 もう一つ、言葉の使い方について意見申し上げると、環境に配慮した経済成長という言葉が出てくる。よく環境に配慮した、環境と両立したという言葉が使われるが、世界の趨勢はそういう次元から脱して、経済や社会そのものをグリーンなものにしていかないといけない。そういう問題意識に立っていると思うし、経済界もそういう方向を共有しておられると思うので、そのあたり共有していただければと思う。
(川﨑総合企画部長)
 後段の件についてはおっしゃるとおりだと思うので、言葉を考えたいと思う。そういう面も含めて、有識者と意見交換しながら、我々全員が同じ問題意識を持って施策構築にあたっていけるようにしたいと思う。
(中嶋文化スポーツ部長)
 2点お聞かせ願いたい。一つが有識者等との意見交換が2回あるが、6月以降の有識者等との意見交換はどのようなイメージか。
 もう一つは、4月~6月の有識者等との意見交換でテーマ4つあるが、4つのテーマでも人によって全く方向性の違う意見をお持ちの有識者がおられると思う。そのあたりどのように進めていくのか。
(川﨑総合企画部長)
 有識者の選定については、おっしゃるとおり色んな意見をお持ちの方がおられると思う。どういう方がいいのか、その都度話し合いながら決めていきたいと考えている。 6月下旬以降の有識者等との意見については、前半の意見交換を踏まえながら考えていければと思う。
(福永教育長)

 テーマ案はこれで良いと思うが、アフターコロナ、ポストコロナといった視点をどこかに入れていくのが必要ではないか。
(川﨑総合企画部長)
 おっしゃるとおりだと思う。CO2ネットゼロやDXの考え方が自ずとポストコロナ、アフターコロナの流れの中の大きなテーマと思っているが、問題意識があるということは、きちんと表現として表せればと思う。
(宮川病院事業庁長)
 昨年度、ウィズコロナ・ポストコロナを見据えた基本構想の推進方針を作っている。あれからほぼ1年近くたって、相当の知見や経験の蓄積があり、世界の見方も少し変わってきているところがあるので、昨年8月に作った基本方針を今の時点で見直してみて、もし書き直しが必要であれば、上書きしていくことも大事ではないかと思う。
(川﨑総合企画部長)
 去年の方針の振り返りをしっかりと行い、それを踏まえたうえで、今年の施策構築方針、施策の柱をつくっていきたい。
(西川農政水産部長)
 1点教えてほしい。今年基本構想実施計画の見直しをすると聞いたが、それとのスケジュール的な噛み合わせをどのように考えているのか。
(田中企画調整課長)
 すでに企画調整会議において基本構想実施計画の見直しについて照会させていただいている。6月の上旬にとりまとめたうえで、7月に庁議、9月議会で報告という流れで考えている。
(川﨑総合企画部長)
 両者が関係するようであれば、両方をにらみながら考えていきたいと思う。
(三日月知事)
 いま出た意見を踏まえて、来年度に向けた施策構築、協議の進め方について固めていきたいと思う。
 一点お願いしたいが、県民にオープンにやろうということ。県民に開かれた形で県民の願いがどうなっているのか、社会や世界の流れがどうなっているのか、そういうものを我々がどう汲み取ろうとしているのかを是非オープンな形で議論を行い、収斂させ、来年度につなげていきたいと思う。その点、力合わせて頑張っていきましょう。よろしくお願いしたい。
(川﨑総合企画部長)
 有識者との意見交換会も含めてオープンな形でのやり方を模索したいと考えている。

2. 「公共建築物における滋賀県産木材の利用方針」の変更について

<石河琵琶湖環境部長>
 ・資料に基づき説明

  <質疑・意見等>
(野﨑土木交通部長)
 2点ある。資料2で「使われない理由として「県産材は高価格」を書くと誤解を招くのではないか。」との記載があるが、誤解を招くので消してほしいという意味で、前の吉田部長が申し上げたのではなく、他府県と比べて高いのか、木材だから高いのか、誤解を招くという意味で申し上げた。必ずしも県産材が高価格と限ったわけではないので、消すことはやぶさかではないが、誤解を招くというのは若干違うのではないかと思う。
 もう1点は、前回申し上げていた中で、木造は費用が高くなる可能性が一定程度ある中で、予算が問題になるのではないかということで、早い計画段階から総務部、財政課との調整を行うべきということを申し上げたが、資料1の(2)取組の体制を見ると財政課が入っていないが、原則木造となっているので、予算の制約を考えずに最初から木造で進めていくという理解でよいか。
(石河琵琶湖環境部長)
 1点目については、お互い誤解のないように調整させていただく。
 2点目、予算の関係について、チームの中に財政課、総務部は入っていないが、この仕組みを作る前、もっと早い段階から総務部等にしっかり協議させていただき、県産材の利用が円滑に進むように十分調整させていただきたいと考えている。
(三日月知事)
 総務部、財政課の関わりはこのフローの中に明示した方がいいと思う。明示して共有し、必ずそのフローの中に総務部、財政課を入れて、掛かり増しがどの程度あるのか、それをどのように飲み込んでいくのかということをしないと、隘路を抜け出せないと思う。明示しよう。
(石河琵琶湖環境部長)
 そのように調整をさせていただく。
(三日月知事)
 いろいろな意見を踏まえて新たな方針をつくっていただいているので、いま付け加えで申し上げたことを調整していただき、方針として運用していければと思う。
 その際に2点あって、1つは、おそらくこのフローを回していく中で、こうすれば使えるようになった、こういうことが課題になったということがあると思う。それを生産の現場にフィードバックする、主管課にフィードバックする、必要であれば国に制度改善を提案するといった、フローを動かしながら、植えて、育てて、伐って、使うというサイクルを県内で回していくことに取り組んでいきたい。
 2つ目は、県内のどの施設がどの段階にあるのかということについて、関係部局と共有したいので、このフローに乗ってくる、もしくは乗せているものを見せてほしい。窯業試験場がそうなるのかならないのか、施設の兼ね合いで難しいという話を聞いたことがあるが、小児保健医療センターがそうなるのかならないのか、各部局で持っている施設があると思うので、低層3階建て以下のものでこのフローに乗ってくるものをあらかじめ共有したうえで議論をしたいと思う。
(石河琵琶湖環境部長)
 現場へのフィードバック、あるいは課題の解決につながるように取組をしていきたいと思う。個々の施設の状況についても整理させていただきたい。

その他

(三日月知事)
 令和2年度の締めの作業を鋭意行っていただいており、4月末には地方機関、5月末には本庁で出納閉鎖を迎える。浅見会計管理局長からおっしゃっていただければ良いのかもしれないが、知事としてこの点強く、皆様方に呼びかけたいということで申し上げたい。
 コロナ対応でご苦労いただいている中、出納閉鎖にもご尽力いただいている。会計管理局では会計事務で、まさに最後の砦として頑張ってチェック、審査をしていただいている。この分野でも職員の皆さんの頑張りには心から敬意を表したいと思う。言わずもがなだが、会計事務が適正に行われなければ、県政への信頼を損なってしまうことになる。書類が集中する、手続きが煩雑になるといったことがあるかもしれない、職員によっては十分に知識が無いまま作業にあたってしまうことがあるのかもしれないが、係、チームでカバーし合いながらこの期間を乗り越えていきたい。何より期限内にこの作業をしっかりと完了するのが課された使命だと思うので、それぞれの部局長において、この点今一度確認のうえ、対応いただくよう強く呼びかけたい。

お問い合わせ
滋賀県総合企画部企画調整課
電話番号:077-528-3311
FAX番号:077-528-4830
メールアドレス:[email protected]
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