「世界農業遺産」の認定を受けた滋賀の農業・水産業の振興や棚田の保全など豊かな農山漁村を次世代に引き継ぐ取組に活用します。
令和4年7月に「世界農業遺産」に認定された「森・里・湖(うみ)に育まれる 漁業と農業が織りなす『琵琶湖システム』(通称:琵琶湖システム)」は、琵琶湖に優しい農業、伝統的な琵琶湖漁業、水源林やヨシ帯の保全活用やこれらに関連する食文化など、1,000年以上にわたる歴史の中で育まれた琵琶湖と共に生きる営みです。
特に農業に関して、県内に約2,200ha存在するとされる棚田地域は、食料生産の場だけではなく、県土・環境の保全や水源涵養、農山村の美しい景観の形成、伝統・文化の継承など多面的な機能を有しています。
しかし、近年は高齢化や担い手の減少、厳しい地形条件による荒廃農地の拡大、さらには水質・生態系の変化、食文化の衰退など様々な課題に直面しています。
こうした琵琶湖と共に生きる営みや豊かな農山漁村を次世代に引き継ぐために、滋賀県では、「世界農業遺産プロジェクト」として県産物の高付加価値化や観光資源としての活用に取り組み、強い農林水産業や地域活性化を目指しています。
また、棚田地域を未来に残すために、2020年11月に棚田地域振興法に基づく「滋賀県棚田地域振興計画」を策定するとともに、2021年9月からは、しが棚田ボランティア制度「たな友」の運用により、棚田を応援し、地域に関わるサポーターを増やす取組を進めています。棚田の保全と、都市農村交流等の取組を通じた関係人口の増加など、棚田を核とした棚田地域の振興を目指しています。
「世界農業遺産プロジェクト」により、県産食材の消費拡大や地域資源を生かした観光産業の推進、さらには夢のある産業として担い手の育成につなげ、世界的にも貴重な営みである「琵琶湖システム」を次世代に引き継ぐための取組を進めます。
また、中山間地域直接支払交付金の棚田地域振興活動加算により、「棚田等の保全」、「棚田等の保全を通じた多面にわたる機能の維持・発揮」、「棚田を核とした棚田地域の振興」に資する集落独自の取組を支援することにより棚田地域の振興を図ります。
◆琵琶湖システムの詳しい内容は、こちらのホームページからご覧ください!
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