滋賀県では、待機児童解消に向けた保育人材確保策として、令和7年度から「地域限定保育士試験」の導入を予定しておりましたが、以下の理由により、今年度中の導入を見送ることとしましたので、お知らせします。
1.試験制度の概要
・地域限定保育士制度とは、現在、国家戦略特別区域法に基づく特例措置ですが、児童福祉法改正により一般制度化され、特定の都道府県または指定都市においてのみ保育士と同様に業務を行うことができる資格制度として創設予定です。
・地域限定保育士の登録後3年を経過した者のうち、地域限定保育士として一定の勤務経験がある者は申請によって、全国で働くことのできる通常の保育士の登録が受けられます。
・試験は、地域限定保育士としての必要な知識および技能を判定するため、都道府県知事または政令指定都市の長が実施します。
2.本県で想定していたスケジュール
・改正法施行令和7年10月1日
・筆記試験令和7年10月18日、19日
※通常の保育士試験(後期日程)と同一日程、同一問題での実施。
・実技講習会令和7年12月頃
3.導入見送りの理由
(1) 改正法施行後に、内閣総理大臣に、試験を実施する認定地方公共団体となるための申請を行い、認定を受ける必要があり、当該手続に時日を要するため。
(2) 筆記試験を実施する上で、オンライン申請および筆記試験の情報連携を行う全国システムの改修が必要であり、当該改修に相当の時間が必要であるため。
※これらの試験準備のために、本県で想定していたスケジュールの変更が必要となり、今年度中の試験実施を見送ることとなったものです。
4.今後の予定について
実施時期は、改めてお知らせいたします。