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クビアカツヤカミキリについて

滋賀県内でクビアカツヤカミキリが初めて発見されました

発見の経緯

○令和7年7月14日 県職員が巡回調査中に長浜市で成虫1匹を発見。

○令和7年7月16日 県で現地およびその周辺地域を調査。新たに複数の成虫およびフラス(木くずと糞の混合物)を確認。

対応状況

○専門家の協力を得て、被害木への防除対策(ネットの巻き付けによる成虫の拡散防止)を実施。

○県内全市町へ状況提供を行い、被害木等の早期発見の協力を依頼。

クビアカツヤカミキリの特徴

○クビアカツヤカミキリは、サクラ・モモ・ウメなどバラ科の樹木に被害を及ぼします。

○幼虫は樹木内で成長し、内部を食い荒らすことにより、樹木を衰弱、枯死させるおそれがあります。

○幼虫の見つけ方

 ・樹木からうどんのような形のフラスが出ていたら、樹木内にクビアカツヤカミキリの幼虫がいる可能性があります。

○成虫の特徴

 ・大きさは2~4cm程度で長い触覚を持つ。

 ・全体的にツヤのある黒い色。

 ・クビ(胸部)が赤い。

○クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されており、飼育・保管・運搬・野外への放出等が禁止されています。発見した場合も生きた個体の移動等は行わず、その場で駆除してください。

成虫個体
成虫個体(大きさは2~4cm程度)
フラス
特徴的な形のフラス(出典元:環境省)
脱出孔
成虫の脱出孔
防除対策
防除対策の例(ネット巻き付けによる成虫の拡散防止)

クビアカツヤカミキリを見つけたら

クビアカツヤカミキリの成虫またはフラスを発見した場合には、滋賀県自然環境保全課または市町の外来生物担当課へ電話等により情報提供をお願いします。

(提供いただきたい内容:見つけた日時・場所、成虫またはフラスの別、被害のあった木の種類、写真など)

成虫を見つけた場合

見つけ次第、被害拡大防止のため、殺虫剤の使用や踏みつけなどにより駆除してください。

フラス(木くず、糞の混合物)を見つけた場合

サクラ・ウメ・モモなどの樹木から細長いうどん状のフラスが出ているのを見つけた場合は、樹木の中にクビアカツヤカミキリの幼虫がいる可能性があります。

スプレー剤処理、薬剤の注入などによる駆除や、ネット巻き付けによる成虫の拡散防止などの防除対策を行ってください。

具体的な方法は以下の環境省ホームページなどを参考にしてください。

【参考】クビアカツヤカミキリの関連情報(環境省)

https://www.env.go.jp/nature/gairai/info_kubiaka.html

【参考】クビアカツヤカミキリの防除法(森林総合研究所)

https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/chukiseika/documents/5th-chuukiseika12.pdf

【参考】クビアカツヤカミキリの侵入情報等(国立環境研究所データベース)

https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60560.html

【参考】クビアカツヤカミキリについて(環境省チラシ)

https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/f_kubiakatsuyakamikiri_c.pdf

お問い合わせ
滋賀県琵琶湖環境部自然環境保全課生物多様性戦略推進室
電話番号:077-528-3483
FAX番号:077-528-4846
メールアドレス:[email protected]