いま滋賀の「やま」では、過疎化や高齢化が進んでいます。入る人が少なくなって適切に管理されない森林や、耕されない田畑も多くみられます。しかし一方で、「やま」は琵琶湖の水源であるだけでなく、農山村の豊かな土壌で育まれる食材や建築資材や エネルギーにもなる木材、木漏れ日が運ぶ癒しの空間など、様々な恵みを生み出しています。やまの恵みにふれることで人々が 健康になり、人々がやまを訪れ、あるいは資源を活用することによって「やま」が健康になる。「やまの健康」推進プロジェクトでは、そんな都市とやまの循環によってもたらされる「やまの健康」を目指しています。