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流域圏の連携交流の促進

流域ネットワークについての3府県3市知事市長共同声明

  1. 第3回世界水フォーラム 開催地 府県知事・市長 共同声明
  2. 日時:平成15年3月16日(日曜日)、12時〜12時25分
  3. 会場:京都国際会館アネックス2(プレスセンター)
  4. 共同声明内容「水でつながる琵琶湖・淀川から世界に向けて」

琵琶湖・淀川流域は豊かな水を活かし、国内外の交流を通じて、我が国の文化、経済の中心地として発展してきた。日本最大の湖、琵琶湖を有し、自然と人との共生をめざしてきた湖国、滋賀。

豊かな水を活かして、日本の文化、伝統を育んできた千年の古都、京都。

水とともに栄えたわが国有数の経済・産業の中心都市、大阪。

琵琶湖・淀川の豊かな水でつながるこの流域を舞台に、第3回世界水フォーラムが開催されることを私たちは誇りに思い、参加される世界の国々、全ての人々を「おもてなしの心」で歓迎したい。

今回のフォーラムにおいて、結集された英知により世界の水問題の解決に向けた方策が示され、大きな成果が得られることを、強く念願する。

また、琵琶湖・淀川流域の人々の思いや、これまでの経験をフォーラムを通じて世界に発信していくとともに、フォーラムの開催を契機に次のことを確認する。

  • 水質や生態系など全ての水環境の保全については、流域での一体的な取組が重要である。この考えを、琵琶湖と大阪湾を結ぶ流域の全域に呼びかけ、住民をはじめ、行政、企業、NPO、研究機関等の全ての主体の相互理解と協働のもと、水環境保全のネットワークの構築に向けて、連携を進める。
  • これまで水を通じて蓄積されてきた琵琶湖・淀川流域の豊かな自然、文化、歴史などの資源と英知を活かしながら、環境に配慮した活力と創造性に富む地域社会づくりをめざす。 更に、この流域を含む関西全体が最高水準のホスピタリティを備え、内外の人々が訪れたいと思う魅力あふれる地域となるよう一丸となって取り組み、世界に向けて情報発信していく。

平成15年3月16日

滋賀県知事 國松善次 大津市長 山田豊三郎 京都府知事 山田啓二
京都市長 桝本頼兼
大阪府知事 太田房江 大阪市長 磯村隆文