滋賀県では、滋賀ゆかりの文学作品等を通じて、県民が滋賀の歴史・風土・文化・自然等の魅力を改めて認識し、地域への愛着を深めるとともに、その魅力を発信する取組を行っています。
近江は古来、多くの文学で語られてきました。王朝文学、戦記物、現代文学、あるいは和歌や短歌、俳句、現代詩。その多くで作品の性格づくりに琵琶湖が関わっています。
滋賀県大津市の義仲寺には、紀行文『おくのほそ道』で有名な松尾芭蕉のお墓があります。
松尾芭蕉の俳文集『幻住庵記』で有名な幻住庵も大津市にあります。
さらには、滋賀県は、草津市が俳諧の祖と呼ばれる山崎宗鑑の出生地であったり、野洲市が芭蕉の師匠である北村季吟の出生地であったりと俳句ゆかりの人物と関わりがあります。
百人一首は、「かるた」として遊ばれていることが多く、特に「競技かるた」は、毎年滋賀県大津市の近江神宮で「名人位決定戦・クイーン位決定戦」が行われています。