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自主防災活動手引き集(藤本彰さん)

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地域防災アドバイザー
藤本彰さん
アドバイザープロフィール
  • 所属団体・役職等:ひと・まち・くらし地域防災協議会(坂本地区)防災アドバイザー/藤の木川河川防災協議会/日本防災士会滋賀県支部所属防災士/元県建設業協会大津志賀町地域事務長
  • 所属団体概要:坂本学区内の人口は9千人あまり。比叡山連峰を背景に、大宮川、藤の木川等の小河川等により土砂がもたらされることによる小規模な扇状地が形成されている。
  • 活動実績(活動歴):自治会長就任を契機に、一級河川藤の木川地域の防災対策の推進役として幅広く活動。また、建設業に携わっていたこともあり、防災訓練への協力や大津市が推進する防災士の資格取得により、本格的に防災活動に取り組む。

「自主防災」ここがポイント!

  • やれることからコツコツと
  • 青少年育成こそがなにより大切

Q.日頃の防災活動を通じて感じることや県内の自主防災組織にとって参考となる取組などを教えてください。

  • 防災活動の範囲は広く、また奥深いもので尽きることはないと感じています。ですから時間をかけながら、取り組みやすいことからコツコツと、一つひとつ実績を積み上げていくことをお勧めします。
  • 私たちの地区では、発災時には各戸に「安心確認ボード」という表示板を掲出することとしています。これは家人の安否如何を家屋に入ることなく外部に知らせるボードであり、プライバシーの保護と救出活動の効率化を目指したものです。
  • 何気ないちょっとした気づきや工夫が、近隣住民の防災意識の構築につながるのではないかと思い活動しています。

Q.地域での防災活動で頼りにしている組織や団体などはありますか?

  • やはり、地元の消防団や民生委員児童委員、福祉推進委員や健康推進委員の皆さんです。これらの方々はそれぞれ専門的な知識と情報をお持ちであり、自主防災組織と連携をしながら防災情報を共有することで、防災活動のさらなる深化につながるものです。

Q.住民の積極的な参加のために、また、自主防災組織の活動を継続するためにどのような工夫をしていますか?

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  • 地域で防災訓練をする場は、できる限り小さな単位で実施することをお勧めします。その方が災害時に支援する側とされる側の状況把握に繋がります。
  • 災害時の避難を容易にするため、各家庭にジャッキやバールといった救助資機材を備えておくことを勧めています。
  • 避難所にはその対象となる地区を明示するようにしています。そうすることで、地域住民の方々の避難場所を明確にするとともに、安心感の提供に繋がっているものと考えています。
  • 自主防災組織の活動を継続するためには、活動自体にストーリー性を持たせることが重要です。計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)のPDCAサイクルにより、地域における課題の抽出とその改善に向けた取組方法をみんなで話合いながら実行に移していくことが重要です。
  • 最近は運動のために、夜間にウォーキングをされる方も多いようですが、その際に合わせて「火の用心」の夜回りをするのもよいのではないでしょうか。そうした一石二鳥の取組が持続的で楽しみながらの活動に繋がるのではないでしょうか。

Q防災活動を通じて、どのような点にやりがいや面白いところがありますか?

  • 防災活動を通じて、地域にお住まいの医師や看護師、自衛隊のOBの方などと知り合うこととなり、災害時には心強い限りです。
  • 地域では防災クイズを出しながら防災意識の啓発をするようなこともしています。一定レベルの正解をした子どもを「我が家の防災っ子」と認定し、シールを渡すといったことですが、子どもの正解率の高さには正直驚かされます。次世代を担う者はそうした子ども達であり、子ども達の教育こそが地域を育て、住みよいまちづくりに繋がります。
お問い合わせ
滋賀県知事公室防災危機管理局防災対策室
電話番号:077-528-3432
FAX番号:077-528-6037
メールアドレス:as00@pref.shiga.lg.jp