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更新日:2026年11月5日

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知事定例記者会見(2026年11月2日)

令和8年11月2日
(県政記者クラブ主催)

 

【知事】

 おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。11月になりました。冬ももうすぐですね。風邪も流行っているようですので、それぞれ皆さんご自愛ください。

 また、経営会議でも、交通安全について、日も短くなりますし、公用車で移動するときも、それぞれプライベートで過ごすときにも、交通安全に気をつけるようにという要請を職員に対してさせていただきました。

 また、防災庁が本日設置されることになり、聞いていますと、細野担当大臣が事前防災徹底のための緊急要請を発出されたということです。私どももそのことをしっかりと受け止めて、県民、町民、市民の皆さんと、このことを共有する機会を市長会、町村会とも連携して、持つように準備したいと思います。まずは、今回のこの緊急要請を受けて、どれぐらいできているのか、できていないのかということを点検した上で、首長会議などの機会で、改めてみんなで議論をし、さらにどういったことが必要なのかということを確認し合う、そういう場も必要ではないかと考えているところでございます。地方公共団体宛ての要請も来ていますし、都道府県の役割が特に重要だということも言われておりますので、そのことを強く自覚し、事前防災徹底に向け、取組を加速させていきたいと思います。

 また、資料以外では、奥びわスポーツの森にスケボーパークが明日、オープンイベントを開催しますということでありますとか、 11月中旬には、ニカラグアの首都・マナグア市の市長様が湖の環境視察等のため御来県され、私との面会を予定しているということもございます。また、兼ねてから懸案でありましたが、明日は琵琶湖、淀川の源流である余呉の水源の森で、トチノキの視察等をさせていただく予定でございます。同行される記者さん等いらっしゃれば、装備を十分に、熊鈴もつけてお越しいただければと思います。

 それでは、資料に基づきまして、来週11月9日から14日、フランス訪問の予定がございます。フランス共和国のイルド・フランス州という広域自治体がございまして、こちらと私ども関西広域連合との間で協力分野を拡大するための新たな覚書を締結することになりました。この用務に合わせまして、関連施設の視察をしたり、関係者と意見交換を行うということを予定しております。覚書は、令和元年10月に観光分野で締結しておりますが、その後の協議において産業、環境保全分野に拡大しようという合意がなされましたので、そのことを記します。フランスは、私自身、令和7年2月のトッププロモーション以来の訪問となります。

 イルド・フランス州との連携以外に計画しておりますのは、次の3点でございます。1点目は、フランス東部のアヌシー市を訪問いたしまして、アヌシー湖という湖を預かっていらっしゃる地域の市長等と、環境保全等に関する意見交換を行うということ。2点目は、ナヴィアモビリティ社を訪問、視察いたします。こちらは現在、彦根市で自動運転の実証実験を行っている、その車両およびシステムの開発をされている会社でございます。3点目はジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術センターを訪問いたしまして、子ども向けのプログラムの開発・普及に向け、このセンターと連携することについて、可能性を探っていきたいと思っております。御案内のとおり、フランスは情勢不安の報道がなされており、安全面で大丈夫かという確認を今週、最終調整、情報収集して協議をさせていただいた上で最終判断をし、渡航ということになります。滋賀県および関西広域連合と万博のレガシーを生かしたこの取組等についても、発展させるべく有効な訪問になるよう努力をしてまいります。私からは以上です。

[京都新聞]

 先ほど知事から発表がありました、フランス訪問についてお伺いします。今回、関西広域連合の長として行かれるということですが、確認として、この覚書締結は、滋賀県ではなく関西広域連合長として行われるのでしょうか。また、どちらの立場としてでも結構ですが、今回のフランス訪問について何か重視されていることや成果としてあげたいことがありましたら教えてください。

【知事】

 まず覚書は関西広域連合として、サインは連合長としてさせていただきます。また、今回の訪問は、昨年万博時にイル・ド・フランス州のペクレス議長が御来県され、次回はこの協定締結をフランスでやろうという合意を経て、事務的にも協議をして、先ほど申し上げたように、観光だけではなく産業と環境保全を入れて具体的な連携策をしようと、こういう協議をした結果ですので、観光、産業、環境保全というこの分野で、具体的な取組をつくれるようにしたいなというふうに思っております。もう既に、「Viva Tech」というフランスで行われるスタートアップの展示会に日本企業、滋賀県の企業も出展し、様々なPRをし、プロジェクトに結びつけられないかなという事業もいくつかあるようです。琵琶湖をきれいにする技術と、セーヌ川をきれいにする技術を、滋賀県発のスタートアップの技術で何か取り組むことができないか、とかですね。そういったことも具体的に動き始めておりますので、さらに前に進めることができるように努力したいということですとか。フランスにいらっしゃる日本政府関係機関と意見交換する機会では、目下のフランスの情勢等をいろいろと教えていただくことと併せて、世界遺産のこと、ユネスコの大使にも御同席いただくことも予定しておりますので、飛鳥・藤原の宮都登録にかかる御尽力を経て、次回彦根城でお世話になるわけですから、どういったことが必要なのかということについて、この世界遺産を多くお預かりする関西の連合長として、滋賀県知事として、重要な情報を得てこられたらいいなと思います。

[京都新聞]

 話変わりますが、衆議院議員定数の削減のことでお伺いしたいんですけれども、先週、自民党と日本維新の会、国民民主党の3党が、比例代表から31削減するという案を打ち出しました。今後法制化に取り組むというスケジュールになっているんですけれども、そもそもの点で、知事として、衆議院議員定数を削減することについて、どういうお考えをお持ちなのか。ならびに、今回比例から31議席という数字が出ていますが、これについて妥当性があるのかどうか、この2点、知事のお考えを教えてください。

【知事】

 政党間の議論、協議を経て合意された内容だと承知をしておりますが、国権の最高機関である国会、唯一の立法機関である国会、その構成をどのようにつくるのか、そういう議論がなされているのかということは注視したいと思います。例えば、定数を削減するということがどういう意味を持つのか。もちろんかかる費用は下がるのかもしれませんけれども、一部、そのドント方式からサンラグ方式に変更ということが、少数政党にどのような影響を与えるのか。比例だけ削減するということが、この選挙制度との兼ね合いで、どういう意味を持つのか。また、衆議院だけ削減するということですけれども、衆参ともにどういう役割を担うのか。多様な国民の意見を集約し、立法をしていくという機関のあり方として、果たして今回の改革でどのように良い面が伸ばされ、悪い面が克服されるのかということは、まだまだ説明が必要だし、協議されるべき内容が多いのではないかなと思いますので、その動向を注目したいと思います。

[京都新聞]

 現状、 3党が示している削減数31という数字については、どのようにお考えをお持ちでしょうか。

【知事】

 唐突感はありますね、31というのが。当初、衆議院の1割という数字が連日与党の中で出ていて、そして急に31という数字が出てきて、31に収まった。それで合意したという。その過程、31という削減数が持つ意味、そこについてはまだまだ私も分からないし、なんで31なのかな、なんで比例だけなのかな、と思われる方々は多いのかもしれません。

[京都新聞]

 今後法案になる過程の前段として、いくつかパターンの中で、比例の中国・四国ブロックが統合みたいな形も、案としては出てきているんですけども、要は人口の減少が大きいところを統合するというような向きにも受け止められるんですけども、先ほどおっしゃった多様な民意をどう反映するかという点で、少し逆行するのではないかなというふうに私なんかは考えるんですけども、そういう多様な民意をどう反映するか、少数政党の考え方もありますけれども、改めてそのあたりについて知事のお考えを最後お聞かせください。

【知事】

 公党間で議論され合意された内容ですから、それは尊重され、今後議論の素材にされていくんだと思いますが、私の考え、私が大事にしている考えとは、見解を異にするなと思います。例えば参議院でも、人口減少を理由に一部都道府県の合区がされていますが、果たしてそれでいいのかという視点ですとか、人口減少に伴ってブロックが統合されるということですけれど、人口だけでこの選挙区割りを見ていっていいのか。やはり面積でありますとか、多様な文化圏、社会圏、こういったものをどのように位置づけるのかという視点も、選挙制度においては大変重要になるのではないかなと思いますので、そういう視点に立った議論も期待したいなと思います。

[KBS]

 PHPの脆弱性について、停止していた県のサイトの復旧作業の状況と、外部委託を含めた県のシステムのチェック体制を今後どのようにされる方針か、お聞かせいただけたらと思います。

【知事】

 大事な問題でして、この後11時半から、東副知事を本部長といたします滋賀県デジタル社会推進本部令和8年度第2回本部員会議を開催いたしまして、まさに今お尋ねいただいたPHP脆弱性への対応状況、今後の対応について議論をすることにしております。そのときにも共有されると思いますが、停止しているサイトについては、早急に復旧すべく努力しておりますが、少しバージョンが修正パッチに適用できないほど古いものもあるということですので、完了までもう少し時間が必要だと聞いております。できるだけ早く対応したいと思います。また、こういった事態というのは今後も起こりうる可能性がありますので、同様のインシデントの発生を想定した情報収集のあり方、また、共有のあり方、指揮、指示、命令系統の明確化等についても議論し、確認をしておきたいというふうに思っているところです。当然、サイバー攻撃に対応したBCP業務継続計画もつくっておかなければならないと思っております。また、管理するシステムのソフトウェア等のバージョンがどの段階のものなのかという把握でありますとか、そのバージョンを更新する際に、県と委託業者との役割分担、契約内容、こういったものも改めて確認し、必要であれば是正、改善しておくことも必要だと思いますので、こういった点をまず早急に確認し、対応することといたします。

[中日新聞]

 防災庁が今日発足し、県でも防災関連について意欲的に取り組まれてはいるかと思いますが、国の組織が新しく変わり、国もさらにこれから力を入れるということで、県として、防災庁と一緒に何かこういうことができたらとか、もしくは防災庁にこういうことを求めたりであるとか、この防災庁の発足を機に、県として、どのように国のこういう変化に対応していきたいか、お聞かせください。

【知事】

 今日の県政経営会議でも、滋賀県の地域防災計画の修正案について議論をしました。様々な法律、制度変更に伴う計画の見直しなのですが、今般の防災庁の設置ですとか、防災大臣からの緊急要請。こういったものを受けて、さらには、夏、熊本地震の支援に行っておりますので、そういったことも踏まえて、必要な計画となるように、そして、計画に書くだけではなくて、訓練や共有等を通じて、実際にそういったものが機能するように、平時からの取組を重点的に実施していきたいと思います。今日も改めて寺田寅彦著の「天災と国防」をみんなでもう一回読み合おうということを言い合いましたし、やはり災害発生時は初動だと思います。その初動が、きちんと動けるようにするということ。また、連携だと思いますね。関係機関が連携して対応することができるということとか、そのためには平時の準備が必要ですし、防災大臣も強調されている県民、町民、市民一人ひとりの事前防災の備えをしておくとか、点検しておくとか、リスク情報を把握しておくとか、そういったことを改めてみんなで共有し、自分の命はまず自分で守るんだと、死なないんだと。生き延びたら、死ななかったら生き延びることができる、そういう体制を自助、共助、公助で整えていきたいというふうに思っております。

[中日新聞]

 それも含めて、防災庁ができたことに関連して、何か国とやっていきたいこと等ありますでしょうか。

【知事】

 防災大学校の設置、地方防災局の設置ということも今回の枠組みの中であります。中央の司令塔だけではなくて、やはり地方機関であるとか、防災人材の養成というところにも重きを置かれた今回のスタートではないかと思いますので、改めて我々自身が防災人材養成のための取組をさらに強化していきたいと思いますし、国にはそういった機会の提供、教材の提供、情報の提供、そういったことなどについて、さらに求めたり、また指南を仰いだりしていきたいと思います。

[京都新聞]

 本日、細野防災大臣が全国民に食料、水、トイレの備えという緊急要請をされたことに関連して、滋賀県が、災害時の備蓄についてどんなものを、いわゆる初動の部分で何日間分、何人分なのか、とらえ方はいろいろあると思いますが、備蓄についてどれくらいのものがあるかもし分かれば教えてください。

【知事】

 手元に資料がないので、後ほど現時点の備蓄状況をお知らせいたします。やはり大事なことは、発災後72時間生きられるという、そういうことをまず重点において、国と県と市町で備蓄をしておりますし、また、一部公的に備蓄していないものも民間で備蓄していただいて、迅速に届けていただくという、こういう連携のあり方も今、随時整えているところですので、そういうもので総合的に生き延びることができるようにしていきたいという趣旨でやっています。数字は後ほど御紹介することといたします。

[毎日新聞]

 フランス訪問についてですが、先ほどちょっと聞きそびれてしまったんですけど、何年ぶりの訪問になりますでしょうか。

【知事】

 去年の2月ですね。あれは観光プロモーションで行きました。

[毎日新聞]

 アヌシー湖が琵琶湖と共通するようなことがあったら教えてください。

【知事】

 まず、水質保全の取組、汚濁等を乗り越えてきれいにするという取組を、琵琶湖同様なさってきた歴史があるということですとか、湖を中心にした観光というようなことに力を入れていらっしゃるということを、親日家でもあられるクロード・ルブランさんという、以前からフランスのことなど教えていただいている方からも、アヌシー湖がいいんじゃないかという御紹介もいただいて、今回訪問させていただこうということで調整した結果、整ったので、行かせていただきます。

[読売新聞]

 フランスから帰ってこられてから聞いた方がいいのかもしれませんが、ポンピドゥーセンターのキッズプログラムの件について、以前の取材で前回フランスに行かれた際に始まったような経緯があると聞いているのですが、改めてなぜポンピドゥーセンターに県立美術館のキッズプログラムの期待をされるようになったのか、知事の人脈を生かしたことなのか、どういった経緯なのか教えていただけないでしょうか。

【知事】

 ありがとうございます。また改めてきちんとまとめて経緯、経過等を、御紹介、御報告、御説明する機会を持とうと思いますが、まず、やはり一つの人脈は、館長・ディレクターである保坂健二郎ディレクターの様々な調整、発案、人脈、これによるところが大きいです。そして、ポンピドゥーセンターは世界的に名の知れたセンターですし、現在、改修のために休館中。その期間を利用して、地方でのプログラムを充実させられたり、アウトリーチで、いろいろなところに出かけていって、とりわけ次世代の未来を担う感性教育を大事にする子どもたちに対するプログラムをつくり、各地に届けていらっしゃるという、こういったことがありましたので、「子ども・子ども・子ども」を掲げて、リビングルームのような美術館をつくろうという、こういったことを志向している本県の取組とも、合うところ、教えてもらうべきところ、一緒にやれるところがあるんじゃないか。アール・ブリュットなどの独創性のある美術活動、芸術活動を大事にしてきた歴史もありますので、そういう縁の中で一緒にやれたらいいねということで、前回の訪仏時、令和7年2月にもポンピドゥーセンターに行って、館長などとも、私自身が保坂氏と一緒に議論をいたしまして、今回の訪仏時にも直近の状況を共有した上で、今後の可能性を探ろうということです。ポンピドゥーセンターとこういう連携をしている自治体というのはあんまりないのかもしれませんので大事にしていきたいなと思います。

[読売新聞]

 ありがとうございます。今日の10時に発表されている職員採用の早期化の件でお尋ねします。能力検査の受験期間を4月から3月上旬から中旬に早期化するとあるんですけど、これはどういう狙いでされるのかというところと、半月から1か月ぐらい早期化するかと思うのですが、理由はおそらく職員の確保がなかなか難しいとか、そういうことなのかなと思うんですけど、そのぐらいで対応できるものなのでしょうか。

【知事】

 学生時代とか、別の仕事をされているときには、できるだけその学業等を大事にしてあげたいなという思いがある一方で、受ける期間をできるだけ早くして、我こそはという、また、うまく合う方々はできるだけ早い形、早い採用ができるようにという、こういう趣旨でできることは全てやろうという、そういう一環だと思います。このことがどれぐらい有効なのかということについてはすみません。ちょっと私も十分この情報を持ち合わせているわけではないんですけど、これは人事委員会の方でやっていただくので、やっていただいて、状況を確認して、必要な情報を共有したいなと思います。

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