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更新日:2026年10月22日

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知事定例記者会見(2026年10月19日)

令和8年10月19日
(県政記者クラブ主催)

琵琶湖博物館30周年

【知事】

 今日もよろしくお願いいたします。まず、琵琶湖博物館については、今日は周年行事のお知らせが多いんですけれども、琵琶湖博物館につきましては、明日10月20日で開館30周年の節目を迎えるということでございます。これを記念し、今週末24日土曜日に記念式典と国際シンポジウムを開催いたします。国際シンポジウムは、大変御好評いただいております企画展示『博物館はタイムマシン』で、貴重なトキや魚類の標本をお借りするなどしております、オランダの博物館から講師をお招きし、国内の研究者も交え、水辺の環境保全のために標本や記録を残すことの重要性についてお話をいただきます。これまでの30年の歩みを振り返りながら、次の10年、20年、30年、50年先の未来のために、琵琶湖博物館が果たしていくべき役割や機能について、みんなで一緒に考える日になればと思います。

近江学園80周年

 資料に基づきましてもう1点、滋賀県立近江学園が創立80周年を迎え、記念式典を開催するというお知らせです。近江学園は昭和21年、1946年11月15日に大津市の南郷に設立され、その後、現在の湖南市に移転したんですけれども、今年でちょうど80周年となります。障害のある子どもたちの療育と自立支援に取り組んでまいりました。全国的にも長い歴史と実践の積み重ねを持つ施設でございます。創立以来、地元の皆様をはじめ、多くの関係者の御理解、御協力、御支援のもと、障害のある子どもたちの発達保障に取り組みながら、地域に根ざした福祉教育の実践活動を展開してまいりました。今回の記念式典は、これまで学園を支えていただいた方々や地域への感謝を胸に、社会から託された使命を改めて確認し、「この子らを世の光に」という理念のもと、今後の取組のさらなる充実、発展を目指す節目として開催したいと思います。式典は11月15日の日曜日、近江学園の多目的ホール・アリーナで開催いたします。学園生による演奏が披露され、その後、記念式典と基調講演も実施する予定です。近江学園が80年にわたり培ってきた歴史と実践、そして糸賀一雄先生の思想に込められた理念を広く知っていただくとともに、まさに「ともいき、ともうみ、ともそだて」。支え合って、ともに生きる健康しがづくりというものを進めるきっかけにしていきたいと思います。ちょうどこの頃は、国宝・長寿寺のもみじもきれいな頃だと思いますので、ぜひ皆様方御取材を兼ねて、近江学園にお越しいただければと存じます。私からは以上でございます。

 

[京都新聞]

 今お話があった近江学園の創立80周年についてお伺いします。滋賀県はよく福祉の先進地という言われ方をされるように思いますけれども、その背景で近江学園さんの存在が大きかったということは間違いないかと思います。創立80年ということなので、知事にお伺いしたいのは、これまでの学園の歩みとともに、県の福祉行政にとってどういった立ち位置でこの学園があって、どういった影響を与えてきたのかという点をまず1点お伺いしたいです。それと同時に、長い歴史の中では、障害者への理不尽な扱いといいますか、風当たりのようなものも浮き彫りになったかと思っています。例えば、強制不妊手術とかも一例かなと思っているんですけれども、そういった課題について今回、創立80年ですけれども、今後に向けて、そうした課題をどう捉えておられるのか、知事のお考えも併せてお伺いしたいと思います。

 

【知事】

 ありがとうございます。まさに近江学園、80年の歴史というのは、戦後間もない時期、当時は戦災孤児もいたと思います。街中で食べること、生きることにも苦しい思いをする子どもたちや、障害のある子どもたちがいた。そういう現状を見て、まさに糸賀一雄先生をはじめ、皆さんが、「自覚者は責任者」になろうと。気づいた人、見つけた人が、必要な福祉教育を実践する人たちになろうという、そういう思いの中で、この近江学園を立ち上げられて、24時間一緒に、寝食を共にしながら、人格的な陶冶を、大人と子どもが一緒に過ごしながら、例えば創作活動でありますとか、言葉の学習でありますとか、そういったことを展開してこられた。このことはまさに私たちにとって、自覚した人が実践しようということとか、谷間があれば埋める制度づくりをしようとかですね、そういったことにつながってきている。まさに、まだまだ課題はたくさんありますけれども、滋賀県を貫く、精神的支柱としても、この近江学園があるのではないかなと思っているところです。そういう意味でも、今日的な福祉の課題等において、この近江学園が果たしてきた役割を常に持ちながら、胸に刻みながら、新たな課題に対応していくという、こういう実践を積み重ねていきたいなと思っているところです。

 また、後段お尋ねいただいたように、障害のあるということをもって、差別、偏見、また優生思想に基づく人権侵害の歴史があったという、こういったことにも直視をしなければならないと思います。今なお、こういった差別や偏見に苦しむ方々をなくすように、また、そういった思想が芽生える、要は知らないことからくる、学ばないことからくる、そういった差別等が生まれないように、そういう社会づくりのために、なお一層、県としての役割を果たしていかなければならないと思いますので、折に触れ、糸賀先生をはじめ、この近江学園をつくってこられた田村一二先生をはじめ、多くの方々の書籍も残されていますので、そういうものも紐解きながら学ぶ過程を大事にしているところです。そういう活動をこれからも積み重ねていき、発信もしていきたいなと思っているところです。

 

[京都新聞]

 昨日、投開票のあった草津市長選のことでお伺いします。元県議の駒井さんが、次点の白井さんに3,000票差をつけて勝利されたということですけれども、三日月知事は駒井さんのことをよく知られていると思いますが、駒井さんの当選というよりも、人物像に対してどういう評価、印象を持たれているかというところをお伺いしたいのと、併せて、新市長としてどういったところに期待するのかという点をお伺いさせてください。

 

【知事】

 昨日、投開票が行われた草津市長選挙、これは橋川前市長が御体調の不良により辞任、辞職をされたことを受けて行われた急遽の選挙でしたけれども、県議4期の活動を積み重ねてこられた駒井さんが初当選という、こういう結果でした。これは、市民の選択としての結果だと思いますので、新市長には草津市が抱える課題、また可能性。課題は克服し、可能性は伸ばせるように。また、県内、市、町における草津市の役割もあるでしょうから、そういったことも十分連携、果たされることを期待しつつ、一緒に頑張っていきたいなというふうに思っております。駒井さんは御案内のとおり、非常に人間的にも魅力的な方で、いろいろなことに積極的な方です。県議としての政治活動をなさると同時に、地域における社会活動にも積極的に取り組んでこられた。例えば消防団、ライオンズクラブ、青年会議所、そういった仲間もたくさんいらっしゃる。今回も、選挙で多くの仲間の皆さんがボランティアで、駒井千代さんと一緒に、駒井千代さんのために動かれたということを聞いておりますので、そういう意味で「つながる草津」、出会いをつくってきた橋川さんから、今度は「つながる草津」をつくろうという、こういう理念、キャッチフレーズも多くの皆さんの共感の輪を生んだんじゃないかなと思っております。折々おっしゃっていましたけれども、議員と首長は違って、市長には大きな責任が伴うということも口にされていらっしゃいましたので、そういうものを共有しながら、力を合わせて市民、県民の負託に応えられるような行政を一緒につくっていきたいなという、こういう思いです。大いに期待しています。

 

[中日新聞]

 草津市長選について、駒井さんと白井さん、田中さんも十分に票を獲得されましたけれども、実質的なこの候補の3人の争いの中で、私は白井さん陣営の出陣式を取材に行ったりとかして、県内の国会議員、当然上野大臣ですとか、あと維新の国会議員の方もいらっしゃったりとか、かなり力が入っていたような印象も受けました。そんな中で、市民派を掲げて駒井さんが当選されたということで、知事も駒井さんの万歳のところにもいらっしゃっていたみたいですけれども、今回のこの選挙を知事として見ていらっしゃって、駒井さんが勝った勝因といいますか、あと、自民党が前面に出て、白井さんを支援した中で及ばなかった。そこには、ここのところの簗大臣の問題でありますとか、ああいったところの影響もあったのかとか、そのあたりの分析をどういうふうに考えていらっしゃるか聞かせていただけるとありがたいです。

 

【知事】

 勝因、敗因、それぞれあったのかもしれません。私は全て見られているわけではないので、こういう場で語ることは最小限にしたいと思うのですが、駒井さんは御自身もおっしゃっていましたし、実際、報道等にも出ていましたけど、多くの皆さんが、駒井千代さんというお人柄とか、やってこられたこととか、いろいろなつながりを大事にされて、まさにもうボランティアの輪が日に日に広がっていくという、そういう選挙を御自身もなさったとおっしゃっているし、実感もあったと、手応えもあったとおっしゃっているように、実際そういったことを私も聞くことが多かったです。そういう共感の輪の広がりが、当選されたという結果につながったのではないでしょうか。もちろん、白井さんも県議としての御実績も、経営者としての御経験も豊富で、そういったことを中心にお訴えになられましたけれども、また、多くの国会議員や政党の御支援も受けられましたけれども、駒井さんには一歩及ばなかったということでしょう。どなたが応援に来られたとか、どの政党に応援されているということも大事なのかもしれませんが、そうではない面が、今回勝った結果ということもあるのかもしれません。そういう意味で、今、栗東の市長選挙も始まっていますし、県内の首長、また来春には統一地方選挙もございますので、そういった中でまた、その時々の民意が、行政、選挙、政治に反映される、この機会を大事に行使していただきたいなというふうに思っております。

 

[中日新聞]

 駒井さんが、新たに今後4年間市長になられると思うのですが、今後4年間、草津市緑化フェアですとか、県とも協力してやれるようなことがいろいろ草津市にあるのかなと思います。知事として、駒井さんとこういうことができたらいいなとか、ちょっとこういう課題とかに一緒に注力して頑張っていきたいですとか、連携を深めていくということはおっしゃっていただきましたけれども、どういうことができたらというところで、具体的に何かあればお願いします。

 

【知事】

 駒井さんとの連携、草津市との連携というのは楽しみなことしかないのですが、いろいろな対話、県と市、よく重ねて、皆さんの御期待に応えようという思いです。例えば、駒井さんは矢橋の帰帆島の活用活性化のことも議員として折に触れおっしゃっていただいていましたし、ベトナムをはじめとする世界とのつながり、関係の中で、この地域を発展させようということについても、議員としての活動、御実績を積み重ねてこられましたし、御自身が里親として様々な子どもたちの養育に関わっていらっしゃるという、そういう意味で、子どもたちの福祉のこと、教育のことにも御熱心です。立命館大学をはじめとする成長経済センターとしてのこの草津の位置づけ、役割。これは、まさに橋川市政でつくってこられた、発展させてこられたものを継承していくんだということをおっしゃっていましたので、そういう意味でも地域未来戦略の中で、また県が実践していくことについて一緒にやっていける。公共交通のこともおっしゃっていましたね。御自身のことを、また御家族のことを起点に、バスの交通、鉄道へのアクセス、これもさらに充実、発展させなければならないということは、これ議員時代からおっしゃっていましたので、これは県の課題でもあります。議員は言えばいいけれど、首長が言ったことをやらなければいけないという、こういう責任も共有しながら、ぜひ1つでも2つでも前に進められるように、一緒に努力していこうと、そういう思いです。

 

[読売新聞]

 先週15日で9月定例会が閉会しましたけれども、知事としての御感想、ポイントはどういったところだったかとお考えでしょうか。

 

【知事】

 4期目の2度目の定例会議で、補欠選挙で当選された方々も含め、様々な観点から御指摘、また御指導をいただいたと思っております。一般質問、代表質問等でも多くの課題をいただきました。特に、彦根城のことは国内推薦内定を受けて、さらにどういった取組をしていくのかということでありますとか、あと決算が出てくる審議の前だということで、行政のあり方、施策のつくり方、こういったことにも様々な御指摘をいただいたということもございますので、その後、委員会でいただいたような御指摘も含めて、咀嚼してこれからに生かしていければなと思っているところです。最終日の討論等でも様々な厳しい御意見もいただきましたし、補正予算は73億円余の予算をお認めいただきましたので、早期の執行を含めて、適正な執行に努められるようにしていきたいと思います。

 

[時事通信社]

 前回の定例会見でも質問ありましたけれども、不正アクセスの問題で、その後、県内でもメールアドレスが流出するといった被害が出ているかと思います。前回は、特にホームページを新たに仮のものをつくる予定はないということだったのですが、これを受けて、新たな対応策みたいなことをお考えのものがあればお伺いできればと思います。

 

【知事】

 その後、大きな県内のもしくは公用のシステム等で何かダウン、問題があったということは聞いておりませんけれども、情報化の時代、様々な申請手続き、決済等がインターネットで行われる時代ですので、そういったところの不具合が生じないように、また、攻撃をされて個人情報等が流出しないようにシステムを補強していくということが必要だと思っておりますし、そういう情報等につきましても、より早く共有し、共通すること、共有すべきこと、あるいはなしやということについての感度も上げていきたいと思っております。また、行政の持つ、町もそうです、市もそうです、県もそうですけれども、持っているシステムをさらにバージョンアップさせていくという課題もあります。その時にセキュリティの問題というのは必ずテーマになってきますので、かかるコストのことも含めて、どこにどういう手当をしなければならないのかということも含めて、管理責任を果たし、説明責任も同時に果たしていきたいと思います。

 

[毎日新聞]

 残念ですけれども、農林水産大臣の簗さんが辞職されましたけれども、どのように受け止められていますか。

 

【知事】

 せっかく大臣になられて、その分野にお詳しい、またとても優秀な方だと聞いておりますので、大臣として力量発揮というこれからというときに、辞職をしなければならないということについては、残念に思います。そして、何かそういう選挙の結果を受けて予算を増やした、減らしたということが指摘されるということは、そういったことに対する信頼を低下、失墜させることにもつながりかねない事態ですので、より説明責任も求められる、こういう事態なのではないかなというふうに思います。

 

[毎日新聞]

 高市首相の任命責任についてはどう思われますか。

 

【知事】

 御本人もおっしゃっていますけど、総理大臣が任命して大臣を選ばれるわけですから、任命責任は当然あるというふうにおっしゃっています。私もそう思います。そのことも受けて、今まさに国会で、そのテーマも含めて御議論いただいているようですし、そもそもそういう発言や、働きかけで予算が減るのか減らないのか、どういう記録を残しているのか、残していないのか、これからどうするのかということも併せて議論されているようですので、こういった事態が起こらないような手当も同時に必要になってくるのではないかなと思います。

 

[毎日新聞]

 先日、人事委員会から給与についての勧告があり、併せて、若い人の離職とか、入庁者が減っている傾向の御指摘もあって、知事は「考えます」と一言で対応されたんですけども、どのようにお考えでしょうか。

 

【知事】

 まず、職員の給与等に関する報告と勧告がなされて、月例給、特別給ともに引き上げをされたしといったことをいただきました。その根拠として民間企業との比較をお調べいただき、御紹介いただきましたので、その内容をしっかりと受け止めたいと思います。同時に、人事管理の面で、特に人材の確保、定着、全ての職員の活躍という観点から多くの御指摘をいただいております。やりがい、働きがいをどうつくっていくのかということでありますとか、選ばれる滋賀県庁にして、多くの人が受けたいな、やりたいなと思ってもらえるような、そういう県庁にするための取組とか。残念ながら離職者が多いという、その際に将来のキャリアが描きにくいんじゃないかという、こういった御指摘もいただいておりますので、こういった御指摘にどう応えるのかということ等について、これからも県の人事制度、採用のあり方、どう見直すのかという議論、検討を行っていきたいと思います。

 

[毎日新聞]

 県庁を辞退する方が、あるいは離職して民間へ行くというよりも、別の公務員になるケースもあるという御指摘があったのですが、県よりも市や町を選ぶというケースは顕著なのでしょうか。

 

【知事】

 今、手元に資料がないのですが、まず、そういう例がいくつもあるというのは聞いたことがあります。例えば、県を受けていて、受かった、受かりそうなんだけれども、他に受けている国や市・町に行ってしまう、民間に取られてしまう、こういう例ですとか、あと、せっかく入庁し、頑張ってもらおう、頑張り始めた、ところが、いや、こんなはずじゃなかったとか、もう少しこういうことがしたいということで離職をするという、こういうケースも少なからずあるということを聞いています。ただ一方で、市・町や国から、やはり県という単位で仕事をしたいということで、受けてこられる方もいらっしゃいますので、そこは行ったり来たり、本人の選択、感覚によるものもあると思いますので、その数字に何か一喜一憂するということよりも、むしろ職場の環境もそうでしょうし、いろいろな制度もそうだと思いますし、エンゲージメントのことを含めて選ばれて、働きがいのある滋賀県をつくっていくということに、我々の努力を傾注していくということが必要なのではないかなと思います。

 

[毎日新聞]

 高齢者と言ったら失礼ですけども、再任用の方の給与が極端に安く、半分ぐらいという指摘があったが、そのことについてはどのように対応していかれるのか。

 

【知事】

 いや、これもとても大事なことだと思いますね。今回の報告・勧告の中にも、「その他給与制度」の中に会計年度任用職員さんのことや再任用の職員さんの待遇のことなどについても検討せよといったご指摘もございました。60歳で役職定年等になられ、その後、引き続き県庁で公務で、再任用も含め活躍いただいている方も多く、また年々増えていてくださって、経験豊富なゆえに非常に重要な、有用な働きをしてくださっている方も大勢いらっしゃいますので、そういった方々の処遇をどうしていくのかということも、これは職員団体等からも、御要望を御提案等もいただいています。非常に重要な観点だと思いますので、どのような仕組みをつくればいいのかということを不断に検討、議論していきたいと思います。

 

[毎日新聞]

 給与勧告はどちらかというと、民間に追いつくような形で言われています。再任用の関係はできたら、民間よりも先に行って、民間も追いつけというふうに進めていただきたいのですが。

 

【知事】

 御提案、御指摘をしかと受け止めて、どういったことができるのかを考えてみたいと思います。ただ、大事なことは60代の方は、まだまだお元気で、これまでやってきたことの延長線上であったり、少し役割は以前よりも異なるけれども、この能力、経験を生かしたいという思いで仕事に臨んでいただく方も多くいらっしゃいます。現に、そのことで助かっている公務もたくさんあります。一方、処遇はこの給与でいいのかということについても併せて考えながら制度づくりをすることがとても重要なことだと思います。少し議論の素材として、さらに力を入れて検討させるようにしたいと思います。

 

[滋賀報知新聞]

 草津市長選についてですが、今回、約18年ぶりに市長が変わったということですが、ここ数年、県内では近江八幡市長、彦根市長、ちょっと前の湖南市長など、どんどん新しい方が首長さんになってきています。私が県政の取材をさせていただくようになった以降の話なんですけども、最初の頃、市長、首長さんたちと知事の付き合いというのは結構ギクシャクしたものもあったに記憶しています。首長会議が開かれるようになり、首長さんの方もどんどん変わってきてという感じなのですが、知事としてより良い付き合いというのが市町と築けていけるようになったというような感触はありますでしょうか。

 

【知事】

 まだまだの面があります。そして時々の課題。所々、地域地域の課題はそれぞれ異なりますけれども、私は2014年、平成26年の就任以来、この県内市町、とりわけそれを率いられる市長、町長との関係を含め、市町に寄り添える、もちろん関係は対等であるんですけれども、市町の行政を後押しできる、下支えできる、そういう県政をつくるぞということは、折に触れ、県庁内でも言うようにしていますし、自分自身もそういうスタンスを大事にしながらやっている。やっぱり自治の原点は現場にあって、その最前線は市町にあるというふうに常々思いますので、広域自治体として県はやはり市町の行政をしっかりと補完して、より良くなるための努力を傾注していけるようにしていきたいという思いです。そういったことを実践していると、おのずとやはり市町との関係というのも、もちろん時々主張が異なることがあったとしても、根底の部分での信頼関係はきちんと保てるのではないかなと思います。メンバーは変わってもそういった信頼関係を紡いでいけるように努力したいと思います。

 

[滋賀報知新聞]

 三重県知事との懇談の時に出た忍者線の話ですが、新たな草津市長さんと一緒にプッシュしていきたいなという思いというのはおありでしょうか。

 

【知事】

 駒井市長が来られたら、早速その話もしなければならないなと思います。駒井さんも常々おっしゃってますが、草津は草津、滋賀県は滋賀県のことを考えつつも、草津、滋賀県のことだけではなくて、隣接する県と連携しながら、どう町が豊かになっていくのかという、この視点での取組が重要だと思います。草津線はまさにそういったことですし、三重県との連携というのも、その文脈で考えていく必要があると思っていますので、その一つの具体的な例として、今、観光でも注目を集めている草津線や忍者、そういったものをどう形にしていくのか、楽しみながらやれるテーマではないかなと思います。ただ、相手が例えばJRという路線を管理いただいている会社であったり、また草津市だけではなくて複数の市が関係する事々でもありますので、丁寧に話し合いをしていきたいと思います。

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