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更新日:2026年10月2日

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知事定例記者会見(2026年9月29日)

令和8年9月29日
(県政記者クラブ主催)

【知事】

 おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。昨年の今頃は、「わたしが、あなたが、みんなが輝く国スポ総合開会式」の翌日でございまして、大きな感動を共有したことを思い出しております。今ちょうど、アジア大会が愛知県・名古屋で行われておりまして、連日熱戦が繰り広げられております。スポーツの持つ力、ぜひ健康づくりやまちづくりに生かしていきたいなと思います。

しがさんぽ

 健康に絡めて言えば、「しがさんぽ」ということで、新しい事業を始めることにいたしました。お手元に資料もあると思います。気がつけばたくさん歩いていたと。若い世代、働き盛りも含めて、運動習慣があまりないという人も含めて、楽しみながら歩ける企画ということで準備させていただきました。10月1日に特設ウェブサイトがオープンいたします。駅から歩いて行けるおすすめスポットの紹介、また各市町のウォーキングマップの紹介、楽しく巡れるモデルコースの紹介などをさせていただきます。10月1日から12月28日まで、この期間中お得なキャンペーンの開催もあると。健康アプリ「BIWA-TEKU」を使って対象の協力店舗などを巡ると、スタンプラリーに参加できる、割引などの嬉しい特典も受けられるということでございます。

美術館企画展琵琶湖周航の歌フォトコン

 また、話題を変えての御紹介は、こちらも配布資料があろうかと思いますが、県立美術館で開催しております、湖北地域で実施しておりますプロジェクト「ASK(アートスポットin湖北)」の第2弾といたしまして、今週末10月3日から、旧中山道の宿場町、米原市・柏原で現代美術展を開催いたします。今回は、国内外で活躍中の金氏徹平さんをお招きし、古民家などを会場として作品の展示が行われると。金氏さんが実際に柏原を訪れて得られた着想をもとにした新作も展示されるということでございます。柏原地域の皆さんには、準備段階から熱心に御協力いただいておりまして、展覧会会場の案内も全て地域の皆さんがしていただけるということでございます。やいと祭でも、いろいろなアート感性に優れた作品を展示されているということもお聞きしております。開幕日の10月3日土曜日にはオープニングセレモニーも開催されますので、ぜひ御取材等いただければと思います。

 もう1点、こちらも配布資料がございますが、来年、令和9年6月に『琵琶湖周航の歌』が制作から110周年を迎えるということで、このことを記念いたしましたフォトコンテストを実施いたします。コンテストのテーマは「未来へ残したい湖国・滋賀」ということで、湖国・滋賀の自然、人、まち、食、暮らしのワンシーンを切り取った写真を広く募集いたします。募集期間は10月1日から来年、令和9年1月末までということでございますので、奮って御応募いただければと思います。

安土城スタンプラリー

 それでは私から2点、話題提供を改めてさせていただきます。1点目は、クレヨンしんちゃんと安土城築城450年のコラボスタンプラリーについてでございます。いよいよ明後日、10月1日から、滋賀デスティネーションキャンペーンのプレキャンペーンがスタートいたします。このプレDC期間中に、現在開催中の観光キャンペーン「戦国ディスカバリー滋賀・びわ湖」の特別企画といたしまして、安土城築城450年を記念したクレヨンしんちゃんスタンプラリーを開催いたします。期間は10月10日から11月15日まで。クレヨンしんちゃんとのコラボは、令和5年度に制作した子ども向け観光パンフレット以来でございます。映画「翔んで埼玉」でつながりの深まった埼玉県ゆかりのキャラクターでもございます。この企画は、お手元のパンフレットにもありますとおり、安土城跡周辺の歴史関連施設4か所を巡り、展示や解説がヒントとなる歴史クイズに挑戦するスタンプラリーでございます。実際に足を運んでいただいて、じっくり見て体験することで、初めて答えにたどり着ける仕掛けとなっておりまして、子どもから大人まで楽しみながら遊びながら、安土城や織田信長の歴史に親しんでいただける内容になっているということでございます。4つのスタンプを集めますと、クレヨンしんちゃんオリジナルデザインの安土城スペシャル御城印のプレゼントがあります。さらに期間中の出張お城エキスポin滋賀・びわ湖や、第42回安土信長祭りとも連携いたしまして、会場のスタンプを押すことで、イベント限定の御城印のプレゼントもあるということでございます。ぜひ、子どもたち、小学生、その御家族をはじめ、お城ファン、歴史ファン、クレヨンしんちゃんのファンの皆様にも、安土城築城450年の節目を体感し、楽しんでいただければと思います。

高島オリーブ高島地域活性化プロジェクト

 もう1つ、こちらも資料がございます。まさに実りの秋。様々な農作物が収穫の時期を迎えているところです。高島におきまして、今年初めてのオリーブが本格的に実ってきたという、こういうニュースがございました。令和2年度から高島市全域での取組が始まっております。現在、栽培面積7.7ヘクタール、栽培本数3000本、生産者14戸の皆様が頑張っていらっしゃって、この秋、400キロの収穫を見込んでいらっしゃるということでございます。県では、北部振興の一環といたしまして、この高島オリーブを通じた関係人口の創出に向け、産地戦略策定から、栽培技術の習得、加工品の開発、そのブランド化、農作業応援体制の構築まで、あらゆる分野にわたり、包括的な支援を行ってきているところでございます。私自身も、5月にこの高島に行きまして、オリーブ園を訪れて、生産者のお話も伺いました。オリーブを通じた地域活性化の取組に感銘を受けたところ、また、大きな期待感を持ったところでございます。本日この会見終了後、高島市オリーブ産地化推進協議会の皆様から、キャラクターおよびキャッチコピーの発表でありますとか、今後のイベント等の報道発表がございますので、詳しくはそちらをお聞きいただければと思います。こちらにその商品の一部、オリーブの塩漬けがあり、後ほど皆さんにも試食していただけます。私も1ついただきます。種はありますが、とても肉厚で、独特の甘みというか、あと酸味もあり、とても美味しいです。葉っぱをいろいろ加工して、粉末にしてお料理に使われる、飲み物等に使われるという、こういう加工なんかもされているようでございますし、一つひとつこの実を採るのも大変だと思います。そういった方々を募集して、多くの方に来ていただいて、みんなでこのオリーブの実を収穫するという、こういう体験も関係人口をつくる、増やすという、こういう一環でなさるということも計画中だと聞いておりますので、いろいろな形で活動が盛り上がっていくように、注目すると同時に応援していきたいなと思います。私からは以上でございます。

[京都新聞]

 冒頭の説明資料の「クレヨンしんちゃん」の件なんですけれども、知事にお聞きしますが、「クレヨンしんちゃん」にはどんな印象をお持ちでしょうか。

【知事】

 僕も子どもと一緒にちょっと見た記憶があるんですけれど。子どもならではの視点で、はっきり言いますよね、いろいろなことを。そこが好きですよね。独特のかわいさなんですけれど、大人顔負けの指摘をしたり、感想を述べたり、こうしたいとか、こうじゃないかっていうことを言うところが結構好きで、子どものこういう物怖じしない感性というのは大事にしたいなと、この漫画を見ても思いますね。

[京都新聞]

 全く話変わるんですけれども、先週、東京地裁で公職選挙法に絡んで、未成年者の選挙運動を禁じている現状の法律に対して、17歳から20歳の若者が国を相手取って、その選挙運動を禁止し、罰則を科しているのは違憲じゃないかということで、その訴訟の判決が、一律に未成年に選挙運動を制限するのは表現の自由を保障する憲法21条に反する、という画期的な判決が出たんですけれども。政治家をされている知事として、この判決の受け止めを教えていただけたらと思います。

【知事】

 私たちの社会のこと、また未来のことも含めて、政治や選挙に関心を持って参加したい、参加できない法規定があるとすればなぜだ、ということを司法に社会的に提議をされるということ、こういう思いはとても共感しますし、こういう法律の足りないところを指摘する、訴訟の提起提議というものに改めて敬意を表したいと思いますね。判決は、聞いていますと、公職選挙法の第137条の2第1項「年齢満18十八年歳未満の者は、選挙運動をすることができない」ということについては違憲、ということですけれど、その公職選挙法第137条の2第2項の、「何人も、年齢満18歳十八年未満の者を使用して選挙運動をすることができない」という項には合憲、という判断が下されているところを見ると、概ね私の感性とも共通する判決だったんじゃないかなという感想を持ちます。やはり若い人たちも、自分たちのことや将来のことを議論する人たちを、自分たちで選びたいと思うのは当然のことじゃないかなと思います。

[京都新聞]

 それに関連して、今年夏の知事選挙では、三日月知事が、選挙の政策おいて、子ども向けの政策集、いわゆる公約を出されたかと思うんです。政策発表の際に、いわゆる公選法との関係があるので注意しながらやっていくというような趣旨をおっしゃっていた記憶があるんですけども、改めて、子ども向けに政策を出された狙い。プラス、やはり法律で制限されているという面が先ほどの判決からもあるんですけども、その点、当事者として、この子ども向けの政策集をつくるにあたって気を付けられたことを、改めて教えてもらえますでしょうか。

【知事】

 まさに、ここにも書きましたけれども、私たちの未来を一緒につくりたいという、私が中学校のときによく言っていたことですね、それを表現してみて、選挙の機会に、遊ぶ、暮らす、学ぶ、自然、一緒に考えようという、こういう投げかけの政策集を配りました。ただ、今も御指摘いただいたように、公職選挙法上、特に第137条の2第2項ですね、「子どもをして、選挙運動をさせ」ということにつながらないよう、例えば「三日月さんに投票を、三日月さんに投票を」ということになってはいけないので、配るときに、お父さんお母さんや、その人本人に呼びかけるという観点で配っていたことは、法律に抵触しないよう注意して対応したことですね。法律ですので、その遵守はとても大事だと思いますが、子どもたちと一緒に政策、社会について考えるという姿勢はこれからも大事にしていきたいと思います。

[京都新聞]

 実際、選挙期間中、終えられてかもしれませんが、こちらを配った反応はどんな、良い面・悪い面があったら教えてください。

【知事】

 前も申し上げたかもしれませんが、選挙期間中、子どもたちに、「はい、僕はこう考えるんだけど」と配る場面、いくつかありました。「え、僕たちにももらえるの。私向けのものなの」ということで、お父さんお母さんが「貸しなさい」と言っても、「いやいや、これは僕がもらった」ということで、すごく、一個人として候補者が訴えてきてくれているということを、なんていうんでしょう、大事にする子どもたちが多かった印象があります。自分で見るんだということでね。まあ、やはりそういう感覚なんでしょうね。一人一人、自分の思うことを大事にする、大事にされているということというのは、社会にとっても大事なことのように思いました。とりわけ、未来、私たち世代よりも長く生きる可能性の高い子どもたちが、例えば環境のことも、教育のことも、社会のこと、交通のことも、どう思うのか、どう考えるのか、どうしたいのかということを汲み取れる政治や社会であるということは、これもとても大事なことだと思いますので、そのことは、これからも、選挙は終わりましたけれど、その後の行政、様々な活動において大事にしていきたいなと思います。

[京都新聞]

 1点、先ほどの発言の中にちょっと大事なことが含まれているのかなと思うんですけど、配った際に戸惑う方がいたというふうなことをちょっと今聞こえたように思うんですけども。社会の側として、子どもたちが、政治に参画することに対する思いが、今知事がおっしゃった戸惑いであるならば、あまり、好ましいのか、難しいのか、そのあたり何か思うところありますでしょうか。

【知事】

 戸惑うって私言いましたっけ。いや、「え、私にももらえるの」という意味で、どちらかというと嬉しい戸惑いというか。タスキをかけている、選挙をやっている人が、「どうぞ、見てください、一緒に考えよう」と真剣な表情をして渡してくれた、ということに、ある意味驚きのような戸惑い、自分にももらえたという嬉しい意味での戸惑いという印象を私は受けました。やはり、一緒に住んでいる社会ですので、選挙権のあるなしにかかわらず、選挙運動できるできないにかかわらず、一緒に考えていくということは、とても大事なことだと思いますね。それ以上でもそれ以下でもありません。ただ、具体の制度等が整っていないとすれば、また選挙をやる側が十分そのことにアプローチできていないとするならば、それをどのように克服・改善していくのかということを、これからも考え続けていきたいなと思います。

[中日新聞]

 私も、この判決についてお伺いします。今後子どもたちにも、ある程度呼びかけがしやすくなったりとか、逆に子どもたちも参加しやすくなったりとか、そういう点で三日月知事は、今回の知事選である意味先駆的な取組をされたのかなと思うんですけれども、これが子ども向けに、例えば政策を訴える、社会をどうしよう、どうしたいというのを訴えていくというのが、滋賀県だけではなくて、他の選挙とか全国に広がっていけばいいなとか、そういうふうに考えていらっしゃいますか。あと、ともすれば、どうしても高齢者の人口がこの先どんどん増えていく中で、18歳以下は選挙権を持っていない。高齢者の人たちは票を持っている。そういう意味で、俗に言うとシルバー民主主義とか言いますけれども、そういった上の世代の人にうける政策が増えているんじゃないかみたいなのは、若い世代からするとやっかみだったりとか、そういう視点もあるのかなと思います。そういうところに対しても、この判決を機に、こういうふうに変わっていけばいいなと、先駆的な取組をされた三日月知事からして考えていらっしゃることはありますでしょうか。

【知事】

 私の取組が先駆的だったかどうかは別として、私たちが一緒に生きて住んでいる社会ですから、一緒に生きている者同士が共に考える、どうすればいいかというのを一緒に考えて、一緒に取り組むという、このことは大事にしたいという思いの中で、今回このパンフレットをつくってみました。ただ、どこまで、どのような表現で書けばいいのかという戸惑いがありましたし、先ほどお尋ねいただいたような法律との兼ね合いの中で、どういう配り方をしたらいいのか、またどういう反応があるのかということに不安がないわけではありませんでしたけれども、電車に乗っていても、街を歩いていても、いろいろな商店街に行っても、「おっちゃん」とか言いながら、ニコニコしながら手を振ってくれたり、知事さんとか三日月さんと言いながら、いろいろその子どもたちなりに、もしくは中学生なりに挨拶したり、意見を言ってくれる場面に何度か出くわしていまして、私には確信がありました。きちんと訴えかければ、一緒に考えてくれるし、一緒にやってくれるという。そういう仮説、確信がありましたので、そういう意味で今回チャレンジしてみましたけれども、法律的にも司法の判断で、より良い方法に改善されるようになればいいなと思います。シルバー世代の方々も、自分たちのことだけではなくて、将来のことや、子どもや孫世代のことを考えられる方も多いでしょうし、必ずしも世代間対立というものが、こういった選挙の場面、政治の場面で顕在化しているとは思いません。繰り返しになりますが、私たちの社会ですから、構成する私たちがみんなで考えて、選挙という場面にも権利を持ち、そのことが行使できる、そういう社会というのが理想だと思います。

[中日新聞]

 それが、滋賀だけではなくて、知事の行った取組が全国にも広がっていけばいいなとか、そういう考えがありますか。

【知事】

 みんな、大なり小なり、知事も首長も、そして議員の皆さんも、選挙、政治に携わる者は、自分の思っていることをより多くの方に届け、理解してもらい、一緒に歩んでもらいたいという思いは共通していると思います。とりわけ、未来のことを考えたときに、より未来が長くある子どもたち、若い世代に一緒に考えてほしいという思いは、共通してあると思います。これからもそういった世代に、より共感を持って届けられるような政策や運動というのを考え続けたいな、実践し続けたいなというふうに思います。

[読売新聞]

 2つお伺いします。まず1つ目がクレヨンしんちゃんの安土城跡スタンプラリーについて、たくさん滋賀には戦国時代のお城の跡があると思いますが、知事としてこの安土城周辺を巡るときの何かおすすめとか、こういうことに着目してもらいたいというようなお考えはありますか。

【知事】

 本質根源的な御質問だと思います。まず、いろいろやった、いろいろなところに行った信長が、安土に天下布武の城を築いた。どんなお城だったのかということですね。あの山の上に、聞いていると八層の、また金もあしらった、そういうお城だったと伝わっているけど、どんなお城だったんだろうなということをやはり感じる、見てみる。そういったことを、ぜひ子どもたちにも考えてもらえたらなということが1つと、もう1つは、町がどうだったのか。セミナリオ、キリスト教を学ぶ幼年学校をその地に、城下町につくることを認めたり、楽市楽座だったり、琵琶湖の舟運を使って当時賑わった商いをやらせようとしていた。そういう街とともに、この安土城があったんだといったことを私は、これはまさに近代、現代の多文化共生とか、自由経済の発祥、源だったのではないのかなと思っていますので、そういったことを感じながら、この安土城の高い階段を登ってくれたらいいなと思います。

[読売新聞]

 2点目は、今日の午後に、総務省が国勢調査の基本統計を発表する予定時刻を公表していますが、5月下旬に速報が出た際、滋賀県の人口が65年ぶりに減少に転じて140万人を切ったということが公表されましたけれども、改めて、その人口減少についての知事の受け止めをお尋ねさせてください。

【知事】

 詳しくは、発表内容、発表資料、精読、また分析したいなと思いますが、既に速報で知らされておりますとおり、これまで人口増加県の1つであった滋賀県も、国勢調査の結果として人口減少というのが明らかになるという局面になったと思います。こういった局面、また、その先を見通しながら、やはり申し上げているとおり、私たち自身を、社会を、滋賀がリ・デザインしていくという、つくり直していく、再構築していく、将来のあり方をデザインしていく、こういう時代に本格的に入ったんだと思います。これまでやってきた、例えば医療や教育や交通や、あらゆるものを、これから先のことを見通しながら、より良い形として、モデルとしてつくり直していく。そういう起点にしていく必要があると思いますし、例えば、農業、耕作放棄地の問題をどうするのかとか、インフラ整備をそういう中でどう進めていくのかとか、もしかすると、高島でこのオリーブ、耕作放棄地も含めて頑張ってつくっていただいていますけれども、こういった問題にどのように立ち向かっていくのかという、こういうことをみんなで考えていく起点になると思います。ただ、国勢調査は総体としての人口だけではなくて、市町別にどうなのか、また年代別にどうなのか、とりわけこれまでの調査では滋賀県は若い世代が比較的多いという調査結果も出ています。これは1つの可能性として活かせると思いますし、外国人県民の皆さんはどれぐらい、どの国籍別に、地域別に、存在していらっしゃるのかという変化などもきちんと捉えて、これからの施策に生かしていくということを大事にしていきたいと思います。

[毎日新聞]

 今年の衆議院選挙のときに、ある政党の幹部が滋賀県に応援演説に来られましたが、その方は、自分の名刺を子どもに配っていました。なぜか聞くと、大人に配るよりも子どもに渡した方が、親に渡してくれると。それを聞くと、知事の理想でおっしゃる子どもも一緒に考えようとは違って、子ども向けに対する選挙運動、政治家が、少しきな臭い印象も受けるのですが、そのあたり知事にもそういう狙いはあるのでしょうか。

【知事】

 御覧になった場面で持たれた印象というのは、それとして受け止めたいなと思いますが、私はどちらかというと、一緒にいらっしゃる親御さん、大人の方にもきちんと御挨拶をし、例えば、時として名刺であれば名刺、選挙中であれば選挙期間中の広報物をお渡しする。ただ、子ども向けにつくらせてもらった広報物もあるので、子どもに向けてはそれを真剣な表情で渡し、握手を大人とするならば、子どもにも握手をするという。どちらかというと、家で帰って言ってということよりも、その対個人に対して真剣に向き合うということを旨としてきましたので、それぞれの方がどういう思いで選挙活動や行動をなさっているのかということは分かりませんけれども、子どもにも分かるんじゃないですかね。子どもはよく見ていると思いますので、この候補者がどんな思いで何を言ってきているのかというのは、むしろ子どもの方が鋭く見抜いているのかもしれないなと思います。

[毎日新聞]

 なぜ安土城でクレヨンしんちゃんとコラボするのでしょうか。

【知事】

 いろいろな御縁のあるもの、そして力のあるコンテンツには御協力いただこうという、こういったことが根底にはあると思いますし、先ほども一部御紹介しましたが、「翔んで埼玉」で埼玉県とはつながりました。このクレヨンしんちゃんの作者さんが埼玉県・春日部の御出身ということもありますし、当時、「翔んで埼玉」のイベントで埼玉でのPR、埼玉西武ライオンズでのPRの際にも、いろいろな御縁もあったということもあるんだと思います。令和5年度に制作した子ども向け観光パンフレットでも、クレヨンしんちゃんに御登場いただいたということもあるので、そういう御縁の中で、今回も一緒にPRということになったんだと思います。

[毎日新聞]

 ほかに埼玉のつながりは今も生かされているのですか。

【知事】

 「翔んで埼玉」ということをそのときほど言っているということはないんでしょうけど、御縁は御縁ですし、東京の近くの埼玉、大阪、京都の近くの滋賀県、よく似た環境ですよねということとか、当時は飛び出し坊やのとび太君がたくさん並べられたり、踏み付けられたりしていましたけれども、そういう御縁の中で、よく PR の材料に使うことはあります。「翔んで埼玉」で有名になりましたとび太くんですとか、琵琶湖ですというような形で御紹介することはありますので、今でもこの映画の影響力というのはあると思います。

[毎日新聞]

 埼玉では滋賀県のPRをしていただいているのでしょうか。

【知事】

 今回、そういう御縁も続いていますので、埼玉県庁でもこのスタンプラリーのパンフレットを配架してもらいます。どれぐらいの方が見て、来ていただけるのかというのは分かりませんが、埼玉県には近江商人、近江日野商人ゆかりのつながりもたくさんありますし、「翔んで埼玉」の御縁もございますし、埼玉滋賀県人会の皆さんもたくさん活動をされていますので、いろいろな機会に御紹介ツールとして届けたいなと思います。

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