「上の子が卒業した多子世帯」も救われる奨学金制度の拡充をご検討ください

「上の子が卒業した多子世帯」も救われる奨学金制度の拡充をご検討ください(高校生)

私は高校2年生、3人兄弟の末っ子です。兄姉が私立大に進んだため、親からは経済的理由で「国公立にしてほしい」と言われています。しかし私には、慶應義塾大学で学びたいという強い意志があります。

先日、多子世帯への授業料支援策を知り「これで夢が叶う」と歓喜しました。しかし「扶養する子が3人以上」という条件により、兄姉が独立しつつある我が家は対象外だと知り、絶望しました。

2人分の私立学費を負担し、疲弊しきった家庭こそ苦しいのが現実です。同じ3人兄弟でありながら、年齢差や生まれ順で支援に格差が生まれるのはあまりに理不尽ではないでしょうか。「金銭的理由で志望校を諦める」という現実が、私の学ぶ権利を侵害しています。

どうか、私たちのような「上の子が卒業した多子世帯」も救われる奨学金制度の拡充をご検討ください。経済力が未来の選択肢を狭めることがない社会を切に願います。

お返事(へんじ)

お手紙ありがとうございます。

本県は、国の高等教育の修学支援新制度に基づき、専門学校等への授業料等支援を所管しています。志望されている慶應義塾大学につきましては、文部科学省の所管ですが、制度についてご説明いたします。

 

高等教育の修学支援新制度については、「世帯収入などの要件を満たし、進学先で学ぶ意欲があること」という要件を満たす人全員が支援を受けることができます。支援には、返還不要の奨学金と授業料・入学金の免除・減額の2つの支援があり、併せて利用することが可能です。私立大学の場合、給付型奨学金の支給年額は自宅外通学の場合で91万円、免除・減額の年額(上限)は授業料が70万円、入学金が26万円となっており、世帯構成や収入などに応じて支援額が1/4~満額支援までの間で決まります。

 

さらにご存じのとおり兄弟姉妹が3人以上(扶養されている子どもが3人以上)の世帯については、収入の制限なく、上記の授業料等支援を上限額まで受けることができます。

 

高等教育の修学支援新制度に係る支援内容の詳細等については、日本学生支援機構奨学金相談センターへお問い合わせいただきますようお願いします。

日本学生支援機構奨学金相談センター

電話:0570-666-301(ナビダイヤル・全国共通)

月曜日~金曜日9時~20時(土日祝日、年末年始を除く)

 

また、志望されている慶應義塾大学をはじめ各大学においても独自の奨学金制度等がございますので、ご相談される際は直接お問い合わせいただきますようお願いいします。

慶應義塾大学学生部福利厚生支援

電話:03-5427-1570

E-mail:[email protected]

 

47都道府県の知事で構成する全国知事会において、高等教育の修学支援新制度の所得制限や支給制限の撤廃など支援対象の拡大や給付額の引上げ等の要望を行っており、今後も全国知事会などを通じて国への要望を行ってまいります。

 

これからも、お気づきのことがありましたら、ご意見をお寄せください。

時節柄、くれぐれもご自愛ください。

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