滋賀県庁では、新規採用職員を対象に4月の研修のほか、採用6か月後に「新規採用職員研修(フォローコース)」を実施しています。
10月の班別研修、全体研修の模様をお届けします!
例年、新規採用職員研修(フォローコース)の班別研修では「6か月を経て」という科目を実施しています。新規採用職員には、担当している仕事や職場のことで、うまくいって良かったこと、悩んでいること・困っていることについて事前レポートを作成し、研修当日に同じ班のメンバーに共有しました。
~うまくいって良かったこと~
入庁して6か月以上が経過した新規採用職員は、職場にも慣れ、分かるようになったことやできることが増えたことで、様々な成功体験を共有していました。「入庁時よりもできることが増えてきた」、「担当業務がスムーズに進められるようになってきた」、「上司や先輩に様々なフォローをしてもらった」など、話しながら笑顔がこぼれていました。
~悩んでいること・困っていること~
一方で、仕事や職場のことが分かってきたからこその悩みもあったようです。「仕事の優先順位の付け方に悩む」、「まだ分からないことが多くて不安を感じる」などの声がありました。お互いに共感しながら同期のエピソードを聴き、発表の最後は激励の拍手でお互いを労いました。
~先輩職員の声を紹介しました~
先輩職員が同じく入庁後6か月の時に書いた事前レポートを使って、今は先輩として頑張っている職員が、当時は新規採用職員と同じように考え、悩んでいたことを紹介しました。また、仕事の進め方や仕事への取組姿勢のポイントを伝えました。報告・連絡・相談、業務改善、コミュニケーション、電話応対など11の項目について、講師の経験談も交えながら解説しました。
新規採用職員研修(フォローコース)のねらいの1つは、同期同士のつながりを深めることです。班別研修では、責任感、向上心、親切さなど計89種類の異なる価値観が書かれた「エンゲージメントカード」を使ってワークを行いました。
テーマは「これから働く上で大切にしたい価値観」です。配られた5枚のカードのうち、自分の価値観と合わないカードを1枚手放し、残りのカードから1枚引いて、常に5枚のカードを手元に残すという流れで行いました。カードを手放す際にその理由をグループ内で説明することで、それぞれの価値観を共有できるというものです。「私はそのカード欲しかったのに」とか「手放すカードがない」などわいわい会話しながら、同期同士でも様々な価値観を持って働いていることを知ることができたようです。
県では、職員一人ひとりがやりがいを持って働き続けられる職場づくりを進めていくために、ワークエンゲージメント(職員が仕事に対してポジティブな感情を持ち、充実している状態)の向上を図っています。
皆さんには、「これから働く上で、大切にしたい価値観は何でしょうか。また、仕事の中でどのようなことにやりがいを感じますか。」「選ばれる滋賀県庁を目指すために、どのような取組を進める必要があると思いますか。」というテーマで話し合っていただきました。それぞれに思いや理想があり、異なる価値観に触れる良い機会になったことと思います。
全体研修では、「人権研修(同和問題)」や「公務員倫理」など様々なテーマの研修を実施しました。
このほか、地方公務員の業務において必要となる法律知識の科目では、特にその解釈と運用の手法について学び、実務における法律に関する事務に活用できる力を身に付けました。
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滋賀県庁には様々な研修制度があり、入庁後も安心して働ける環境が整っています。(「研修制度」についてはこちらから)
今後も様々な情報を発信していきます。次の記事もお楽しみに!