滋賀県では、新規採用職員として入庁する皆さんがいきいきとやりがいを持って、能力や個性を最大限発揮できるよう様々な支援を行っています。ここでは、その取組のひとつである新規採用職員研修についてご紹介します。ぜひご覧いただき、入庁後のイメージを持ってもらえると嬉しいです。
4月4日(火曜日)~12日(水曜日)まで7日間の日程で実施した令和5年度新規採用職員研修と、三日月知事が発起人となり、江島副知事、大杉副知事、各部局長が参加した交流会の模様をお届けします!
新規採用職員研修の目的は、「滋賀県職員としてふさわしい心構えや態度を身に付け、その責任と誇りを自覚するとともに、職務に必要な基礎的知識・技能を習得する」ことと、「グループ活動等を通して協調性・連帯感を養い、組織の一員としての自覚を促し、職場への円滑な適応を図る」ことです。
全体研修では、各部局の職員が講師となり、以下の様々なテーマの研修を実施しました。
■「人権研修」
■「公務員に必要な法律の基礎知識」
■「税のしくみ」
■「財務会計」
■「統計の基礎」
■「滋賀のこれからと基本構想」
■「琵琶湖の歴史と政策」
■「公文書管理・個人情報保護・情報公開の基礎」
■「県の福利厚生」
■「さわやかな応対」
■「財政・予算」
■「広報・広聴」
■「議会のしくみ」
■「滋賀県の観光」
■「地方自治の基礎」
■「県の福祉の歴史」
■「滋賀県の歴史と文化」
■「接遇」
■「職場のコミュニケーション」
全体研修に加え、職員が講師となって6クラス体制の班別研修を実施し、「仕事の基礎」、「人事評価制度」、「仕事の進め方」、「滋賀の魅力発見」についての講義やグループワークを行いました。
クラス内では、毎日違うグループで座り、できるだけ多くの人と交流しました。所属名と氏名だけではなく、「実は○○なんです」という一言を加えた自己紹介をしたり、「1週間以内にあった嬉しかったことや新たな発見」を発表したりしました。初日は緊張した面持ちで席についている職員が多かったですが、日を重ねるごとにどのクラスも打ち解けて雑談で盛り上がり、研修後にも交流を深めた職員も多かったようです。
各部局から計31名の先輩職員が、フリートーク形式で質問に答えたり、自身の経験談を話したりして、新規採用職員と交流しました。
新規採用職員からは、こんな質問が出たようです。
・仕事の優先順位はどうつけるのか?
・始業何分前に職場に着けばいいのか?
・どのような服装で出勤するのか?
・つらい時はどう乗り越えたのか?
・いつから自分で仕事ができるようになったか?
・上司に話しかけるタイミングで意識することは?
・分からない仕事はどう勉強していけばいい?
・残業はどれくらいある?
・仕事に対するモチベーションはどう保つ?
・仕事のやりがいは?
・異動の希望はどれくらい通る?
・水防待機って何をするの?
・職場の飲み会はどれくらいある?
・職場の雰囲気はどんな感じ?
・有休や育休はとりやすい?
・お昼休みはしっかり休める?
・県庁のサークルはどういうものがある?
・プライベートはどのように過ごしている?
研修の締めくくりとして、各クラスでグループに分かれ、世界に誇りたい滋賀の魅力を考え、それを生かして、滋賀県への集客や移住を促進するための施策立案に挑戦しました。手書きのプレゼン資料を作り、クラスごとに選考会を行い、選ばれた各クラスの代表グループが、新規採用職員全員の前でプレゼンを行いました。
1日足らずのグループワークでしたが、どのグループも独自の視点からユニークな施策を提案し、鋭い質問にもしっかりと答えていました。
研修最終日、三日月知事からのメッセージをクラス担任から新規採用職員に1人ずつ手渡しました。
三日月マークは知事が1枚1枚手書きしてくださったものだと伝えると、「おぉ~!」と歓声が沸き上がり、嬉しそうに目を輝かせながらメッセージを読んでいました。
知事が新規採用職員を歓迎し、気にかけていることが伝わり、喜びとともに、気が引き締まった様子でした。
研修終了後、200名以上が参加した交流会。部局別のテーブルに分かれ、立食形式で交流を深めました。
発起人は三日月知事。公務の合間をぬって、「新規採用職員と交流したい」と参加しました。江島副知事と大杉副知事も参加し、各部局長は、それぞれの部局をアピールする服装で登場するなど、各テーブルで新規採用職員との会話を楽しみました。