滋賀県では、新規採用職員として入庁する皆さんがいきいきとやりがいを持って、能力や個性を最大限発揮できるよう様々な支援を行っています。
“サポーター制度”とは、所属長が指名した職員が、1年間、新規採用職員や初めて異動になった職員に対して、職場の基本的なルールや日常業務の進め方について、気軽に相談を受けアドバイスなどの支援を行うものです。新規採用職員を支援するサポーターを“新採サポーター”、初めて異動になった職員を支援するサポーターを“2所属目サポーター”と呼んでいます。
まったく異なる分野への異動に対する不安・・・そんな中、滋賀県職員がどのように仕事に携わっているか、参考にしてみてください!
今回は“サポーター制度”の中の“2所属目サポーター”について、初めて異動になった職員と後輩の指導にあたるサポーターの声を紹介します。
●初めての異動でわからないことが多い中、仕事のことはもちろん、それ以外のことでも、普段から気にかけていただき優しく見守ってくれていました。その安心感から積極的に業務に向き合うことができました。
●初めての異動で、もう新採ではないので質問がしにくいのかなという気持ちがありましたが、この制度のおかげで、わからないことをききやすい気持ちになれました。
●前の所属と業務の内容が大きく変わるため、仕事の段取りがよく分からない不安がありました。しかし、私からの質問1つ1つに丁寧に答えてくださったおかげで、少しずつ自信を持って仕事に取り組めるようになりました。
●サポーターという公式な存在が居てくださることで「この人になら聞いてもいいんだ」と思え、質問する・教えてもらうことのハードルが下がりました。
●本庁での勤務が初めてだったため、業務内容以外にも本庁での仕事の仕方などを気兼ねなく聞くことができたので助かりました。
●話しかけてもらいやすい雰囲気を作ること、質問を受けたら手を止めてしっかりと話を聞くこと、業務の進行を把握し、適切なタイミングで声掛けを行うことを心がけました。
●何かあったらいつでも話しかけてほしいと最初に伝えました。いま何に困っているか等こまめに声をかけ、業務量が多い時期などはなるべくフォローするようにしました。
●問題を解決するのではなく、初めて異動となった職員が、自ら行動できるよう心がけました。
●教えるというよりは、考える一助となること、いわゆるサポーターという立場で接するよう心がけました。
●新採サポーターからの指導を受けた状態で2所属目にやってくるので、一方的に指導するのではなく、その個性を活かしながら、今の所属での仕事の進め方に合流できるような支援を心がけました。
政策研修センターでは、外部講師を招いて「指導力向上」をテーマに、後輩の指導にあたるサポーターへの研修を行っています。
● 2所属目サポーターとしての役割
・「2所属目サポーター」として自分に何ができるかわからず不安に思っていましたが、この研修で自身の後輩職員とのかかわり方を見直し、「まずは相手のことを知ろう」「このような声掛けをしてみよう」というように具体的な指針ができました。
● コミュニケーションのコツ
・講義内容は、具体例が挙げられ、実際にどんな声掛けや態度をすればどのように感じるのかが分かりやすかったです。また、グループの方の意見は自分とは違う着眼点で勉強になりました。
・研修を受けて、自分と相手はタイプが違うことがあると再認識しました。自分の方法論や重要視する点は相手にとってもそうであるとは限らないということに気付かされました。これからは、後輩だけに限らず、相手の価値観を尊重してコミュニケーションを取っていきたいと思います。
● 初めての異動を振り返って
・自分自身も初めての異動が一番不安に感じ、業務に慣れるのも大変だったため、今回の研修は指導する立場の人間の意識を高める、非常に有意義な研修であると感じました。
● 相手を尊重すること
・「自分の当たり前が相手の当たり前ではないこと」の認識は改めて痛感しました。常に客観的な視点や俯瞰で組織を見る目を意識する必要があることを再認識できました。
・後輩職員と自身とで、考え方や物事のとらえ方が異なるという前提を持ち、相手の立場になってサポートすることが重要であることを理解できました。
・時代背景や性格に合った手法があることを知り、「自分が良い」と思っていた手法が誰にでも当てはまるわけではなく、個々に合わせて変える必要があることや、自身が後輩職員のことをあまり知らないまま関わっていたことに気づくことができました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
このとおり、しっかり研修を積んだ先輩職員がサポートしますので、安心してください!
今後も様々な情報を発信していきます。次の記事もお楽しみに!