琵琶湖の水位が低い時、瀬田川洗堰の放流量をどのように決めていますか。

Q
(令和7年10月)

琵琶湖の水位が低い時、瀬田川洗堰の放流量をどのように決めていますか。


A

瀬田川洗堰の放流量は、国土交通省において、洗堰のゲートの開度の調節によって制御されています。

国土交通省では、琵琶湖の水位が基準よりも低い時には、下流で合流する桂川や木津川の水量や下流の利水状況等を踏まえ、水道用水や農業用水などの補給に必要最小限の水量を瀬田川洗堰から放流されています。これは、琵琶湖の水位低下を抑制しつつ、下流の京阪神地域で利用される水道用水や農業用水などへの水を安定的に供給するためです。

また、瀬田川洗堰の放流量は、琵琶湖から流れ出る宇治発電所(関西電力)や琵琶湖疏水(京都市)で取水された水が利用された後に下流の河川に放流され、合流することを前提に計算されています。そのため、例えば、これらの施設が点検等により取水量を減らしている場合には、瀬田川洗堰からの放流量は増加することになると聞いています。

(回答:令和7年11月、流域政策局


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