北陸新幹線の延伸で、「米原ルート」ではなく「小浜・京都ルート」を支持する理由が知りたい

Q
(令和7年7月)

北陸新幹線の延伸で小浜京都ルートに固執されるのは何故ですか。

一部には、京都の地下水の問題や建設費の問題、工事期間の問題など多くの問題が絡んでいるように思えますが、如何でしょうか。

他に選択肢は無いのですか。


A

北陸新幹線は、首都圏と関西圏を結ぶことで、複数のネットワークを構築し、観光やビジネスなどの地域活性化や災害に対するリダンダンシー(多重性)の確保に重要な役割を果たす路線だと考えております。

 

そのため、敦賀以西の区間の早期着工ひいては北陸新幹線全線の早期開業を強く望んでおり、現状では平成28年12月に与党整備新幹線建設促進プロジェクトチームが決定した「小浜・京都ルート」を推し進めることが早期着工・早期開業の実現性が最も高いことから、「小浜・京都ルート」を支持しております。

 

なお、「米原ルート」については、現状のスキームでは、滋賀県にとって、受益に比べて財政的負担が大きいこと、また北陸本線と湖西線の双方が並行在来線として経営分離される可能性があり、新たに経営を担う事業者への支援が必要となる可能性が高いことなどから、望んでいないものです。

(回答:令和7年8月、交通戦略課