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更新日:2022年7月23日
伊藤診療放射線技師が自動分注投与装置の投与精度について第4回日本核医学会近畿支部会で研究発表を行いました。
- 発表日
2022年7月9日 - 学会名
第4回日本核医学会近畿支部会 - 開催地
大阪医科薬科大学(本部北キャンパス講堂) - 演題
自動分注投与装置の投与精度の確認 - 演者
伊藤未希、草野邦典、加川信也、奥山智緒 - 要旨
【目的】装置の投与量(算出値)とドーズキャリブレータによる測定値(実測値)から投与精度が装置導入時より一定に保たれているかの確認を行った。
【方法】設定投与量を185Mbqとし、臨床と同様の投与条件にて30分間隔で10回行い、空バイアルに投与した。装置から出力された結果を算出値、ドーズキャリブレータで3回測定した平均値を実測値とした。いずれも投与予定時刻で減衰補正を行った。実験時期は導入後7ヵ月目、8ヵ月目と保守点検後3週間後に3回目を行った。
【結果】投与の安定性は点検前の1回目と2回目共に算出値のほうが実測値より有意に高く、個々の測定値もばらついた。測定結果は1回目の方が2回目より有意に高い値を示した。原液濃度が濃く、抽出液量が少ない場合に実測値として分注された放射能量も高くなった。保守点検後の安定性では点検前より算出値および実測値で値の差は減少し、ばらつきの差も減少した。
測定誤差は点検前と比べ有意に減少し、メーカが示す5%を超える誤差は6回、4回から1回になった。
【まとめ】模擬投与により、基準値を超える投与誤差を認めたが、検量線の調整と分注回路の抽出液量の再調整を行うことで誤差を減少できることが確認できた。また、原液からの分注投与の際は原液が高濃度である場合に誤差が生じやすくなることが分かった。投与精度を確認することで、必要な調整を行い、安定した投与が可能になると考えられる。