ここから本文です。
現在の位置 滋賀県立総合病院臨床研究センター > 研究発表・公開講座 > 昨年度以前 > 2022年度 > 扇田専門研究員が動物の前庭動眼反射計測時のキャリブレーション法について第81回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会で発表しました。
更新日:2022年12月6日
扇田専門研究員が動物の前庭動眼反射計測時のキャリブレーション法について第81回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会で発表しました。
- 日付
2022年11月16日~18日 - 発表日
2022年11月17日 - 学会名
第81回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会 - 開催地
奈良県コンベンションセンター - 演題
動物の前庭動眼反射計測時のキャリブレーション法 - 演者
〇扇田秀章、田浦晶子、船曳和雄、伊藤壽一 - 要旨
VOR(Vestibulo-Ocular Reflex:前庭動眼反射)を計測時、利得等を算出するためにキャリブレーションが必要となる。ヒトの場合には、決められた角度を見てもらうことで比較的簡単にキャリブレーションが可能である。しかし、動物の場合には決められた角度に視線を向けることができず、正確にキャリブレーションを行うことが困難である。
これまで動物のキャリブレーション方法として、眼球の模型を使用するもの(M. Iwashita et al., Neuroscience Research, 2001)、あるいは動物の眼球の大きさを用いて、算出する方法 (Marcel de Jeu et al., J Vis Exp., 2012)が報告されている。いずれも、実際に生きた動物で計測したものではなく、計算上の値と実測した場合の値が異なる可能性がある。
今回、2台のカメラを用いて、実際に決められた角度に視線を向けた際のキャリブレーションをする方法を考案した。VOR計測用のカメラ(カメラA)と、一定の角度の離れた位置にもう一台カメラ(カメラB)を設置し、同時に録画を行う。録画した画像をコマ送りし、カメラBで撮影した画像で、眼球が正面になったときを、視線がカメラBの設置している角度を向いているとして、その際にカメラAで撮影したVORの眼球野位置を解析することでキャリブレーションを行った。