滋賀県労働委員会では、毎年10月の個別労働関係紛争処理制度周知月間において、県内4か所で出張方式(休日、夜間を含む)による労働相談会を実施していますが、この期間にあわせて、はじめて、滋賀県立図書館および滋賀県立男女共同参画センターのご協力を得て、これら県立2施設と連携した「10月労働相談会の開催案内」と公労使三者一組で労使間のトラブルを解決する行政機関としての「滋賀県労働委員会の周知」に取り組みました。
この取組みの結果、10月の相談件数は23件(前年同期比110%)となり、労働委員会の認知度向上につながったものと考えています。
これら2施設との連携の取組みの概要は、以下のとおりです。
滋賀県立図書館では、令和6年9月26日(木)から10月11日(金)にかけて、図書館利用者の目につきやすい図書館2階回廊において、図書館展示委員会の司書の方に蔵書から推薦いただいた「10代が働く際のワークルールに関する本」や「労働法に関する学術書」などの中から20冊程度を選定し、展示するとともに、10月労働相談会の案内ポスターの掲出やチラシの配置をさせていただきました。
滋賀県立男女共同参画センターでは、令和6年10月1日(火)から10月31日(木)にかけて、センター内の図書・資料室において、10月の図書企画テーマを「労働分野」として、「労働・職場問題にFOCUS」と題したボードを掲げて関連図書の展示をしていただくとともに、一般利用者に加え、大ホールでのイベント参加者や同センター内の滋賀マザーズジョブステーションを訪れる方にも目につきやすい通路上において、労働問題を身近なものと感じてもらえるように柔らかい印象を与える飾りつけをしていただいた掲示板に10月労働相談会の案内ポスターの掲出やチラシの配置をさせていただきました。
なお、令和6年10月13日(日)において、滋賀県立男女共同参画センター2階研修室をお借りして10月労働相談会を開催しましたところ、2件の相談に対して解決に向けた助言をすることができました。