令和7年7月30日(水曜日)、県警本部において「滋賀県サイバーテロ対策協議会」第15回総会が開催されました。
総会では、本年9月から開催される「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ大会」を目前に控え、脅威が増しているサイバーテロに立ち向かうため、官民連携をさらに強化し、県民の安全安心に寄与していくことが確認されました。
冒頭、田中敏雄警備部長から「サイバー空間では、情報窃取や重要インフラの機能停止等を企図する攻撃グループによるサイバー攻撃が行われており、極めて深刻な情勢が続いている。警察としては、サイバー対処能力強化法及び同整備法に基づき、アクセス・無害化措置を担うべく、取り組みを推進するとともに、更に官民連携を強化することで、サイバー空間における安全、安心を確保していきたい。」と挨拶がありました。
また、同協議会会長から「サイバー攻撃は見えない戦争と言え、国家と国民の安全を脅かす重大な脅威です。一人一人が他人事ではないという意識を持ち、日々の業務で、サイバーセキュリティに関する小さな行動を積み重ねることが大きな防波堤となり、協議会の目的を果たせるので、引き続き、皆様の御理解と御協力を賜りたい。」との御挨拶をいただきました。
総会後は、徳島県つるぎ町立半田病院事業管理者の須藤泰史氏から、ランサムウェアによる被害対応の経験を基に「医療機関に求められるサイバーセキュリティとは」と題した講演が行われました。