比良、伊吹、鈴鹿、野坂等の山系からなる県内の山岳は、伊吹山(1,377m)を最高峰に、いずれも1,000m級の山で、京阪神、中部方面に近く、交通アクセスに恵まれていることから人気があり、毎年多くの登山者が訪れています。
また、中高年登山者の日帰りコースやツアー登山者の体験コースとしても注目を浴びている登山スポットとなっています。
しかし、湖国の山々を「たかだか標高1,000メートル級」と侮ることは禁物で、分岐の多い山域、踏み跡の不明瞭な山域、長時間の行動を要する山域、危険な個所等も決して少なくありません。
令和元年中は67件の山岳遭難が発生していますが、その多くが過信、軽信や無知等により準備不足や油断が招いたものと考えられます。
年別\項目 | 発生件数 | 死者 | 行方不明 | 負傷者 | 無事救助者 |
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令和2年中 | 79件 | 8人 | 2人 | 39人 | 35人 |
令和元年中 | 67件 | 5人 | 0人 | 40人 | 37人 |
前年比 | +12件 | +3人 | +2人 | -1人 | -2人 |
※山岳遭難発生件数79件中、登山届の提出があったのは11件でした。