滋賀県平和祈念館は、
県民の戦争体験を語り継ぎ、戦争の悲惨さや平和の尊さを学び、
平和を願う心を育むための拠点となる施設です。
7月22日(土曜日)、「子ども向け体験型平和学習 平和の学校あかり第2回『戦跡めぐり in 八日市』」が開催され、子どもたちが家族といっしょに東近江市内の戦争遺跡をバスで巡りました。平和祈念館で事前学習を受けた後、最初に訪れたのは、冲原神社内に残っている「陸軍八日市飛行場」の門柱です。陸軍八日市飛行場は大正11年(1922年)に開設され、戦争末期には沖縄や九州へ向かう飛行機の中継地として、多くの特攻機がこの飛行場に立ち寄りました。戦後の開墾や市街地化で当時を伝えるものは少なくなっています。次に訪れたのは、「布引掩体群」です。「掩体(えんたい)」とは、米軍からの空襲に備えて八日市飛行場の飛行機などを避難させる施設で、コンクリート製のドーム型の屋根をもつものなど17基の掩体群が今も布引丘陵地に残っています。
気温が30度を超える暑い日でしたが、子どもたちはおよそ80年以上も前の戦争遺跡が今も身近に残っていることに驚きながら、戦争遺跡を熱心に見ていました。
入館料 | 無料 |
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開館時間 | 9時30分~17時(入館は、16時30分まで) |
休館日 | 月曜日・火曜日(祝日にあたる場合は開館)・年末年始・※その他業務の都合により休館する場合があります。 |
滋賀県東近江市下中野町431番地
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