世界農業遺産認定を目指して第2回「モニターツアー」を開催しました

第2回目は、琵琶湖から田んぼに遡上したニゴロブナなどの湖魚が、田んぼで産卵し、稚魚が再び琵琶湖へ戻っていく、そんな豊かな生きものを育む「魚のゆりかご水田」の取組や、琵琶湖の漁師さんによる森づくりの活動についてお話を伺いました。川や琵琶湖との関わりが薄くなり、身近な生きものの価値や環境に気付くことが難しくなった今の時代、もう一度自然に触れ、琵琶湖との関係を取り戻すため活動されている野洲市須原のせせらぎの郷の皆さんや、一緒になって活動されている学生さん、企業の皆様から、それぞれの取組についてご説明をいただきました。
また、同市内を流れる家棟川の環境悪化に心を痛めた琵琶湖の漁師さんによるゴミ回収の活動がきっかけとなり、川や湖がきれいになることで、身近な環境への関心が高まり、今では、遊覧船事業、ヨシ植えイベント、漁民の森づくりなど、市民、自治会、行政などの協働による地域全体で行われている環境保全活動についてご説明をいただきました。

様子
様子
集合写真