「琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業推進協議会」設立準備会の第2回総会を開催しました

「世界農業遺産」の認定申請に向けて平成28年9月に設立した「琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業推進協議会」設立準備会の第2回総会を開催しました。
総会では雲林院会長の挨拶に引き続き、今年度の事業報告と来年度の事業計画について提案し、承認をいただきました。続いて、申請にあたってのストーリー案として、世界的独自性等をアピールするための象徴的な事例として、豊かな生物を育んできた農業、水田に遡上する湖魚と琵琶湖漁業、ふなずしに代表される食文化を用いるとともに、これらを支える琵琶湖集水域での森林保全の活動、農業用水の循環利用、日本一の環境こだわり農業も包含する形で、一連のストーリーにまとめていく方針を確認しました。
また、先進事例を学ぶため、国内で世界農業遺産の認定を最初に受けられた石川県の取組について、石川県庁から講師をお迎えし、「能登の里山里海における世界農業遺産を活用した取組と効果」とのテーマで御講演いただきました。講演では、耕作放棄地を活用した地域ブランドの開発や農家民宿への支援、人材育成の取組など、世界農業遺産の認定によって地域に良い循環ができ、地域活性化に繋がっていることなどを御紹介いただきました。

様子
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