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歯科衛生士について

歯科衛生士とは

歯の病気の予防と口腔衛生についての専門知識と技術を身につけた国家資格(厚生労働大臣免許)です。

歯科医療における専門家として、繊細な心遣いをもって診療に携わることにより、多くの人が歯の健康を取り戻すための手助けができることは、大きな社会貢献であり、とてもやりがいのある仕事です。歯科医師1人に対し歯科衛生士3人が理想的な医療体制とされていることからも、今後ますます期待が寄せられている仕事です。

歯科衛生士は歯科医師の指導をもとに、「むし歯や歯周疾患など歯や歯ぐきの疾患の予防処置」「歯を中心とした口腔内の保健指導」「歯科医師の診療補助」の3つの重要な任務をもった、お口の健康を守るスペシャリストです。

平成22年、全国のすべての歯科衛生士養成校が3年課程になり、より高度な専門的知識技能を教授するようになりました。

現在、歯科医師とともに患者様の口腔内に手を入れることを許された職種として、生涯の職業として生きがいをもって臨床の場に、社会公衆衛生活動に、また後輩の教育指導に邁進しています。

介護の現場でも

これまで医療機関の中だけで行われてきていた処置、医療が生活の場である家庭に移り、介護を必要とする人々は様々なサービスを利用しています。診療所、行政に勤務する歯科衛生士が行う在宅訪問により、要介護者を訪問し、質の高い口腔ケアを提供し、健康の維持・回復や介護者の負担の軽減を図り、介護の質の向上に寄与することとなります。

広がる将来性

近年、治療よりも予防が重視され始めました。むし歯や歯周疾患の予防処置の担い手である歯科衛生士は将来性の豊かな職業であることに間違いありません。医師・歯科医師の指導・指示のもとに、歯科衛生士の活躍の場は広がり、総合病院・一般開業医・各保健施設等への就職と、今後ますます歯科衛生士の必要性が高まっています。

歯科衛生士Q&A

人が生きていくうえで欠かすことのできない「口腔の健康」の担い手として、将来ある歯科衛生士をともに目指していきましょう。