特殊詐欺被害の多くは、自宅の”固定電話”に犯人から電話がかかってくることにより始まります。
固定電話から始まる特殊詐欺被害を予防するため、下記の「留守電ボタンをポチっと作戦」を実践しましょう。
「留守番ボタンをポチっと作戦」とは、滋賀県警察が推奨している特殊詐欺の予防対策です。
この予防方法は、家にいるときでも”いつでも”ご自宅の固定電話を”留守番電話設定”にしておくだけです。
つまり、「留守」というボタンを”ポチっ”と押すだけの簡単な対策です。
『えっ!これだけ!?』『なぜ留守番電話?』
などと疑問に持たれた方もいると思います。
そのような、質問にお答えします。
A:近年の特殊詐欺の特徴ですが、詐欺犯人は、次々と対象者(被害者)に電話をかけて、お金などをだましとろうとします。
そのため余程の理由がない限り、留守番電話にメッセージを入れて、折り返しの電話を待つということをしません。
また、犯人は、自身の声が証拠として残ってしまうことも嫌います。
そのため固定電話を契機とする特殊詐欺や迷惑電話には、留守番電話設定が効果的な対策です。
(※今後の手口として、信用させるために留守番電話にメッセージを残すという手口が発生することは考えられますので、今後の防犯情報にアンテナを張ってください。)
A:家にいるときに電話に出ないと、相手に失礼と思われる方も多くおられると思います。
その対処方法として、留守番電話の応答メッセージを自分の声で吹き込んでおくことをおすすめします。
具体的には、
『特殊詐欺や迷惑電話防止のため、留守番電話にしております。折り返しますので、お名前、連絡先をお願いします』
とメッセージを吹き込んでおけば、電話をかけてきた人に配意ができると思います。
A:留守番電話の設定方法は、ほとんどの場合、電話機の「留守」というボタンを押すだけで設定ができると思います。
それでもわからない場合は、機種によって設定方法が異なりますので、一度、電話機の説明書をご確認ください。
メッセージの録音方法についても、機種によって異なりますので、電話機の説明書をご覧いただくか、ご家族や購入店舗等にご相談ください。