偽サイトで商品代金をだまし取った後に、さらに返金すると申し出て、返金代金をだまし取るという手口による詐欺が発生しています。
クリスマス、年末年始の時期になり、ネットショッピングの利用機会が増えますが、「偽ショッピングサイト」及び「返金の手口」にだまされないように注意してください。
【相談事例】
ショッピングサイトでキャンプ用品を12,000円で注文して、指定された銀行口座に振り込みました。
すると、販売者からメールで「在庫が欠品しているため、注文をキャンセルします。払い戻しは〇〇Payで行います」との連絡が来ました。
〇〇Payでの手続きは、手数料がかかるとのことで、相手の指示どおりに〇〇Payを操作したところ、30,000円を送金してしまっていました。
相手とは既に連絡がとれません。
偽ショッピングサイトは、本物のサイトをコピーしたり、実在する会社名や代表者名を使用するため、見分けることが難しくなっています。
会社が存在するか、連絡先が正しいかを確認してください。
【偽サイトを見分けるポイント】
商品の支払い方法が銀行振込だけでないか。
偽ショッピングサイトの多くは、銀行振込しか利用できません。
クレジットカード払いや代引き払いができるかのように表示されていますが、最終的な支払いは、口座振込に限定されます。(入金後すぐに出金が可能であるため)
会社が経営しているのに個人名義であったり、外国人名義の口座も要注意です。
【要注意なドメインは?】
「.top」
「.xyz」
「.site」
「.online」
これらのドメインは、偽サイトによく使われていますのでご注意ください。
ネットショッピングでの支払いが終了した後、販売者から、「品切れとなった。商品代金を返金する」との連絡があります。
相手は、〇〇Payで返金手続きを行うと説明し、〇〇Payの操作を具体的に指示します。
相手の指示どおり、〇〇Payを操作すると、返金してもらうはずが、いつの間にか相手に送金してしまうというものです。
つまり、商品代金と返金代金の2回、だまし取るという手口になります。