不正アプリが勝手にSMSを送信しているケースが発生!アンインストールしないと通信料金が増加し続けます!

知らず知らずのうちにSMSが送信されて、通信料金が増加しているケースが発生しています。

その理由の1つに、不正アプリによるSMSの大量送信が考えられます。

その手口は、スミッシングによって不正アプリのダウンロードを誘導され、インストールしてしまったことにより、不正アプリが、勝手に大量のSMSを送信するというものです。

アプリをダウンロードする場合は、必ずアプリストアを利用しましょう!

不正なアプリをインストールしていないかを確認してください。

スミッシングによるデータ窃取とSMS大量送信手口の例(Android端末)

  1. SMSでメッセージを受信。
    宅配業者、通信業者、ショッピング業者を装うスミッシングメッセージである場合が多い。
    メッセージの例:
    お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました。こちらにてご確認ください。
    https://●△■.co/DW7Enp2cx

  2. メッセージ内のURLをタップしてサイトにアクセスしようとする。

  3. 画面に偽物のメッセージが表示される。
    メッセージ例:
    セキュリティ向上のため、最新のバージョンにchromeをアップデートしてください。

    このメッセージは偽物。
    Chromeの更新に見せかけて不正アプリのインストールに誘導する。
    「OK」を押すと「偽chrome」がダウンロードされる。

  4. 画面に正規メッセージが表示される。
    メッセージ例:
    「提供元不明なアプリのインストール」
    アプリのインストールを許可しますか?


    端末のセキュリティ機能により、提供元不明なアプリのインストールは制限されている。
    提供元不明なアプリのインストールを許可すると、「偽Chrome」がインストールされる。

  5. 画面に正規メッセージが表示される。
    メッセージ例:
    連絡先へのアクセスをChromeに許可しますか?

    この場合の「Chrome」は不正アプリ(偽物)。
    「OK」を押すと、電話帳データにアクセスが許可されデータが盗まれる。

  6. 画面に正規メッセージが表示される。
    メッセージ例:
    「メッセージアプリを変更」
    SMSアプリとして「メッセージ」ではなく「Chrome」を設定しますか?


    SMSの送信アプリ「メッセージ」から「偽Chrome」への変更を要求される。
    変更」を押すと「偽Chrome」がSMS送信アプリに設定される。(ここがポイント!)

  7. 画面上のアイコンはChromeと同じ。
    見た目はChromeであるが、機能的にはSMSを送信する不正アプリ。

  8. 勝手に大量のSMSが送信される。
    偽Chromeが、不特定多数の電話番号宛にSMSを送信する。
    ⇒料金が発生
    送信されるメッセージは、上記1と同じ。
    スミッシングメッセージが拡散され、受信した端末で1~8が実行されると更に被害が拡大する。

SMS大量送信の流れ

対策のポイント

  • メッセージ内のURLにはアクセスしないでください。
  • 万が一不正アプリをインストールしてしまった場合は、アプリをアンインストールしてください。
    不正アプリをアンインストールしないと通信料金が止まりません。
    (電話番号の変更では意味がありません。)
セキュリティ情報滋賀_19(SMSが大量に送信される)
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お問い合わせ
警察本部 サイバー犯罪対策課
電話番号:077-522-1231
メールアドレス:[email protected]
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