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人権教育課トピックス(令和7年度)

このページは、令和7年度当課事業を紹介するページです。

子どもが輝く学校・園づくり研究推進事業

指定校・園において、「子どもの声を聴き、意見を尊重する」ポイントを活用しながら子どもの声が反映される学校・園づくりの実践研究を進めることにより、子どもが安心して生活できる居場所づくりと、ウェルビーイングの実現に向け、主体的に行動する子どもの育成を図ることを目的としています。指定校園(幼・小・中・高:各1)に支援訪問を年3回、連絡協議会を年2回行っています。

子どもが輝く
連絡協議会
子どもが輝く
連絡協議会

生きぬく力の礎育み事業

生きぬく力の礎育み事業とは、推進学区の関係者が子どもの課題や背景を共有し、課題解決に向けて連携・協働した実践活動を進める事業です。

2期8年の事業であり、子どもたち一人ひとりが大切にされ、安心して過ごすことのできる居場所づくり、自己有用感や自己効力感等を味わうことのできる出番づくりに取り組むことによって、生きぬく力の礎となる自尊感情を育むことをめざしています。

各推進学区で、取組を進めており、推進学区事務局担当者が年に3回集まる事務局会や県内の校園所、関係機関の教職員等を対象とする交流研究会を実施しました。

今年度の事務局会では、事業説明やグループに分かれての情報交換や取組報告の他、花園大学社会福祉学部児童福祉科教授の炭谷将史さんから「レジリエンス・自己効力感を再考する」、立命館大学大学院教職研究科教授の伊田勝憲さんから「共生社会の実現に向けたこれからの学校教育~生物・心理・社会モデルと焦点理論の視点から~」と題して講演いただきました。

また、交流研究会は7月29日、30日、31日、8月1日、5日の5日間、大津高島会場・湖東会場・甲賀蒲生会場・湖北会場・湖南会場の5カ所で開催しました。事業説明や実践報告、異校種・他地域の教職員が小グループに分かれての情報交換を行いました。

礎
第1回事務局会
礎
交流研究会(全体会)
礎
交流研究会(分散会)
礎
第2回事務局会
礎
第3回事務局会

参加者の感想(一部抜粋)

  • 失敗のさせ方、選択肢を見出し自分で選ぶことなど、生徒だけでなく自分の子ども、そして若い先生にも当てはまるお話を聞かせていただきました。「失敗のない成功は成功体験とは言えない」という言葉もすっと入ってきました。(事務局会の参加者より)
  • 困難な状況にある子どもたちの背景には、様々な要因があり見えにくいものが多い。見えやすいものに目がいきがちだが、見えにくいものを見ようとする姿勢が大切だと感じました。(事務局会の参加者より)
  • アンケートは全体の結果(移り変わり)だけを見るものだと思っていたが、入力する際に子どもの様子を思い浮かべ、「その子へ持っているイメージ」とギャップがあれば、なぜなのか考えることが大切だと思いました。(交流研究会の参加者より)
  • 「子ども同士のつながり」が大きなキーワードだなと感じました。つながりの中で起こる失敗や衝突もまた成長の1つのピースとして子どもが得る経験だなと思います。互いに違いを認め合うのも、まずはつながりが大切だなと感じました。(交流研究会の参加者より)

人権教育基礎講座

この講座では、二年次教員が人権教育における基本的な内容を講義や演習をとおして学び、人権感覚と実践力、指導力を高めることをめざします。

6月26日にコラボしが21で、7月4日に米原市コンベンションホールで講座を実施し、296名の参加がありました。年々希望者が増え、会場は多くの参加者の中、実施しています。

【講義と演習】

「自分を解放するための人権教育~部落問題学習を核として~」

土田光子さん(大阪多様性教育ネットワーク共同代表)

基礎講座
講義の様子
基礎講座
演習の様子

受講者の感想(一部抜粋)

  • 人権学習は、「自己を見つめる学習」であると心にとめて、子どもとの関わり方や授業を考えていきたいと思いました。問題は構造にあり、その構造に気づき意見を主張できることが重要であると感じました。差別の構造を知る具体的な取組についても学んだため教材研究に活かしていきたいです。
  • 教育活動の根底に人権学習があると感じました。人権学習の時だけ力を入れるのではなく、普段の子どもたちとの関わりや声かけが大切であると思いました。そして、教員の言動が未来を担う子どもたちの人権感覚に大きく影響する重要さを感じました。
  • 児童やその家庭の状況を確認せずに先入観や決めつけで判断することなく、必要な情報を自ら丁寧に調べた上で、問題がある場合にはチームで連携しながら適切に対応したり、困り感などにしっかり寄り添ったりすることができる教員でありたいと考えました。

人権教育ミドルリーダー育成講座

この講座では、中堅世代において学校の中核となって学校全体を見渡しつつ、チームとして人権教育を推進する、より確かなミドルリーダーを育成することを目的に実施しています。7月23日に実施し、小・中・高・特の教員93名が受講しました。

【講演1】

「一人ひとりの『もちあじ』が活きる集団づくり~安心の場で 思いを感じあいかかわりあいながら~」

沖本和子さん(大阪多様性ネットワーク共同代表)

【講演2】

「一人ひとりの人権感覚を高めるために」

神野ちどりさん(元東大阪市立枚岡東小学校長)

【講演3】

「個別的人権課題を通して実践的態度を育てる学習プログラム」

岡田耕治さん(元大阪教育大学教授)

ミドル
講演の様子
ミドル
講演の様子
ミドル
講演の様子

受講者の感想(一部抜粋)

  • 「一人ひとりの『もちあじ』を大切にする」という考えに強く共感しました。これは比較ではなく個を尊重する姿勢です。この視点を自校でも共有し、校内研修や教育活動の中で、子どもや教職員の「もちあじ」を生かす風土づくりにつなげていきたいです。
  • 人権教育が特別な教育ではなく、日々の子どもたちとのかかわりや、授業の中にちりばめられていてその中で育てていくことを学びました。日々の生活に落とし込むことでもっと人権感覚を育てることができると思うので、後期からのアクションにその価値観を入れていきたいです。
  • WYSH教育の手法について教えていただきました。「イントロダクション→主要講義→(気分転換)→グループワーク→ふりかえり」の流れで考えた授業がとても分かりやすく効果的であったため、今後の授業に活かしたいと思います。