このページでは、リーフレット等を紹介しています。ダウンロードして研修等にご活用ください。
令和5年4月に「こども基本法」が施行され、子どもの権利擁護や意見を表明する機会の確保等が法律上位置付けられました。子どもたちは自分たちの声を聴き入れられ、意見が尊重されることで、「自分が大切にされている」や「自分にはできることがある」、「自分は頼りにされている」と繰り返し感じ、その繰り返しが自尊感情の育成につながっていきます。また、いろいろな意見を出し合うことから、「自分とは違う考え方を持った人」の存在に気づき、その違いを認め合うことや、協働していくことの大切さを実感すること、学級、学校・園への所属感を高めることにもつながります。
行動の背景や要因について周りの人に理解されることなく、しんどい思いや生きづらさを抱えた子どもがいます。子どもが学校で見せる姿だけではなく、学校外や家庭などの生活背景に目を向けると、子どものしんどい思いや生きづらさに気づき、保護者も含めて見方が変わり、より適切な声かけや支援につながるのではないでしょうか。子どもがなぜそういう状況なのか想像力をはたらかせ、子どもの背景について考えることは、子どもの人権を保障することにつながります。