本県では、不登校への対応は喫緊の教育課題となっており、特に、思春期における生徒の発達課題を踏まえ、将来の社会的自立に向けて支援を行うという視点が強く求められています。
また、不登校の中には、背景に発達障害の影響が見られるケースが少なくなく、教職員が発達障害を正しく理解するとともに、個々の障害の特性に応じた適切な指導や必要な支援について研修を積み重ねていくことが求められます。
そこで、学校及び各教育機関担当者などの資質向上を図り、より適切に不登校児童生徒への支援が進められるよう、不登校と発達障害をテーマにした研修会を開催するものです。
(1)市町立小・中・義務教育学校の教育相談担当、不登校対応コーディネーター、通級指導担当教員等で校長が適当と認める者
(2)県立中学・高等学校、特別支援学校の教育相談担当、不登校対応コーディネーター教員等で校長が適当と認める者
(3)滋賀大学教育学部附属小・中・特別支援学校の教育相談担当、不登校対応コーディネーター教員等で校長が適当と認める者
(4)私立中学・高等学校の職員等で、校長が適当と認める者
(5)県・市町教育委員会事務局の教育相談・不登校対応担当、適応指導教室担当職員等で教育長が適当と認める者
今年度の巡回研修会は、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染予防対策のため、各学校での開催は行わず滋賀県総合教育センターで開催しました。
また併せて、リモート研修として事後にオンライン配信をしました。
<日時>
令和3年10月12日(火曜日)13:30~16:30
<会場>
滋賀県総合教育センター 新館4階 研修室A
[講義]
滋賀県心の教育相談センター久保田泰考専門医による講義
テーマ『精神医学は不登校を治せないが、役に立たないこともないPart.2
~自閉的ではないASD、集中しすぎるADHD~』
[事例研修]
「不登校事例から学ぶ」