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更新日:2026年9月11日
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令和8年8月定例教育委員会
開催日時
令和8年8月18日(火曜日)午後2時00分から午後4時00分
開催場所
県庁新館4階教育委員会室
出席委員
- 教育長 村井泰彦
- 委員(教育長職務代理者)土井真一
- 委員 窪田知子
- 委員 塚本晃弘
- 委員 森和之
議事次第
| 非公開 | 第24号 | 公文書非公開決定に対する審査請求に係る滋賀県公文書管理・情報公開・個人情報保護審議会への諮問について | 教育総務課 |
|---|---|---|---|
| 公開 | 第25号 | 令和9年度に使用する滋賀県立高等学校教科用図書の採択について | 高校教育課 |
| 公開 | 第26号 | 滋賀県立特別支援学校小学部および中学部において令和9年度に使用する教科用図書の採択について | 特別支援教育課 |
| 公開 | 第27号 | 滋賀県立特別支援学校高等部において令和9年度に使用する教科用図書の採択について | 特別支援教育課 |
| 公開 | 第28号 | 令和9年度滋賀県立特別支援学校幼稚部および高等部入学者選考要項について | 特別支援教育課 |
| 公開 | 第29号 | 令和9年度滋賀県立特別支援学校高等部分教室入学者選考要項について | 特別支援教育課 |
| 非公開 | 第30号 | 滋賀県立図書館協議会委員の選任について | 生涯学習課 |
| 公開 | ア | 第26期滋賀県産業教育審議会第1回会議について | 高校教育課 |
|---|---|---|---|
| 公開 | イ | 令和8年度全国学力・学習状況調査の結果概要について | 幼小中教育課 |
会議録
1開会
●教育長から開会の宣告があった。
●教育長から出席者の確認があり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第3項の規定により、会議の成立が確認された。
●事務局から説明員の出欠について報告があった。
2 非公開事案の確認
●教育長から、本日の議題のうち、第24号議案については、個人情報を含む内容であること、また、第30号議案については、公にすることにより公正かつ円滑な人事の確保に影響をおよぼすおそれがあることから、第24号議案および第30号議案の2議案の審議は非公開とされることとなった。また、審議の順番については、公開議案、報告事項、非公開議案の順で審議していくこととなった。
3 会議録確認
●7月6日開催の定例教育委員会に係る会議録について、適正に記録されていることを確認し、承認された。
4 議事(議案:公開)
●教育長から、第25号議案「令和9年度に使用する滋賀県立高等学校教科用図書の採択について」、事務局に説明を求める旨の発言があり、事務局から資料に基づき説明があった。
●主な質疑・意見
なし
●教育長から、第25号議案について採決する旨の発言があり、全員一致で、原案どおり可決された。
●教育長から、第26号議案「滋賀県立特別支援学校小学部および中学部において令和9年度に使用する教科用図書の採択について」および第27号議案「滋賀県立特別支援学校高等部において令和9年度に使用する教科用図書の採択について」、事務局に一括して説明を求める旨の発言があり、事務局から資料に基づき説明があった。
●主な質疑・意見
なし
●教育長から、第26号議案および第27号議案について採決する旨の発言があり、全員一致で、原案どおり可決された。
●教育長から、第28号議案「令和9年度滋賀県立特別支援学校幼稚部および高等部入学者選考要項について」および第29号議案「令和9年度滋賀県立特別支援学校高等部分教室入学者選考要項について」、事務局に一括して説明を求める旨の発言があり、事務局から資料に基づき説明があった。
●主な質疑・意見
(塚本委員)
通学区域について、自宅のある場所により区割りで設定されているが、例えば住まいは栗東市ではあるが、実際は草津市にある学校のほうが近い方もいると思う。そういった場合に、区割りについて特別な対応ができないかという相談が寄せられたり、検討されたことは今までにあるか。
(嘉瀨特別支援教育課長)
医療的ケアが必要な子どもについてはそうした配慮をしている。
(塚本委員)
なるべく学校に通いやすい環境が提供できるよう配慮検討があるとよい。
●教育長から、第28号議案および第29号議案について採決する旨の発言があり、全員一致で、原案どおり可決された。
5 報告(公開)
●教育長から報告事項ア「第26期滋賀県産業教育審議会第1回会議について」、事務局に説明を求める旨の発言があり、事務局から資料に基づき説明があった。
●主な質疑・意見
(塚本委員)
意見の中に、高校生の就職活動については、一人一社制や指定校求人を中心とする従来の仕組みにより、生徒も企業の選択肢が狭くなっているという課題を指摘する発言もあったように思うが、従来の採用の仕組みに関し、メリットやその他のデメリットについての意見はあったか。
(武原高校教育課長)
特になかったと記憶している。
(塚本委員)
企業の情報がどこまで高校生に伝わっているのかといった発言もあったため、そういったところの深い議論がなされていくことを期待したい。
●教育長から報告事項イ「令和8年度全国学力・学習状況調査の結果概要について」、事務局に説明を求める旨の発言があり、事務局から資料に基づき説明があった。
●主な質疑・意見
(森委員)
今回の結果を受け、正答数が低いことについて、県教育委員会は改善をしなければならないと認識しているということでよいか。
(一伊達幼小中教育課長)
全国との差があることについては、受け止めるべき課題であると考えており、課題改善に向けて取り組んでまいる。
(森委員)
全国平均を上回る教育にしてほしい。少なくとも私が知っている、この5年間、10年間のトレンドがほぼ変わっていないのは、改善に向けた取組の結果が出ていないということであるため、やり方を変え、目標設定をしなければならない。1年前も同じことを言ったが、結果として変わっていないということは、大きくやり方を変えていく必要があるか、現場の先生方の意識がそこまで行っていないのかわからないが、大きな問題だと思っている。県の教育行政として方向性を明確にし、徹底していただきたいが、その辺りはいかがか。
(一伊達幼小中教育課長)
委員のご指摘の通りと受け止めている。これまでのやり方の部分で十分に学校の先生方に県の取組が届けられていないというところも、まずは重要なところである。これまでのやり方がどうだったのかという点も、総合教育センターとの連携も含め、もう一度見直す中で、取り組んでいきたい。
(森委員)
この数字は学校別に出るのか。
(一伊達幼小中教育課長)
学校別でも出る。子どもたちの授業改善や、子どもたちそれぞれの学びを充実させるためには、そのデータをどれだけ活用できているかも非常に重要と考えているため、データの活用についても、市町教育委員会に働きかけをしていこうと思っている。
(森委員)
学校別に出るのであれば、一つの成果指標として、校長先生に対して点数を上げるよう指導していただいたほうがよいと思うが、いかがか。
(一伊達幼小中教育課長)
現在学校現場では、この夏休みの間に、各学校の状況を把握しながら、2学期以降どうすればよいのかを検討し、動いている。そういった意味で、校長先生自身がその意識を全然持てていないかというと、私自身はそうは捉えてはいないが、そのデータをどう活用するのかの具体を県教育委員会としてしっかり示すことができていたかということは、反省点として持っている。そういったところも踏まえ、学校、市町教育委員会と共にやっていければと思う。
(森委員)
質の良い教育は当然されていると思うが、やはり数字は共通認識として捉えられるので、数字にはこだわっていただきたい。そういった意識が薄いのではないかと思っている。
(一伊達幼小中教育課長)
学力調査は、これまでの取組がどうであったかを検証するための調査であるため、数字についても意識を持ちながらやっていかなければならないと捉えている。
(塚本委員)
小学校の国語では、自分の考えを整理して表現する力が若干劣るという分析がされていると思うが、生活習慣に関する質問項目の中でも、滋賀県の子どもたちはタブレットや携帯といったICT機器を使用している時間が比較的長いということで、そういった機器から受け取る情報というのは、常に受動的になりがちである。そういったものに触れる時間と自分の考え方を整理して発表するといった能力に因果関係があるか、分析したことはあるか。
(一伊達幼小中教育課長)
全国の調査で言うと、動画を見ている時間が長ければ長いほど、正答数、正答率のポイントが低くなるという相関は出ている。
(塚本委員)
滋賀県は流行りものを持っている子どもたちの割合が結構高いと言われる県だと思うが、それを逆手に取り、そういった機器を上手に使いながら、学習態度に結びつけ、成果を出せるようなコンテンツの開発等、今後に向けていければいいと思うため、期待したい。
(一伊達幼小中教育課長)
1人1台端末について、取組状況としては定着をしてきた。例えば、プレゼンテーションの際は、今までであれば、紙新聞や模造紙に書いてアウトプットする場面が多かったが、1人1台端末によってパワーポイントで資料を作り発表するところも出てきている。子どもたちのICTの活用の能力も踏まえながら、効果的に使える場面を広めていければと考えている。
(土井委員)
全国や他府県と比較をどうするのか、それぞれの考え方があるとは思うが、滋賀の子どもたちの能力を伸ばすことが基本であり、その観点からは、まずは小学校の算数をどう考えるかが重要である。小学校の算数は基本的なことを問うている。難しいとすると国語的な要素が含まれていることで、例えば、最初の問題は、一辺8cmの立方体の体積は何立方センチメートルか求める式を書きましょう、というもので、計算もしなくてよい。この問題が全国でも7割程度の正答率で、1/3程度が間違っている。滋賀県はその正答率より少し低いとした場合、その子どもたちが、中学校になればできるようになっているのか、正解できない状態が続いているのかが大きな問題である。また他にも、全員分のアンケートが整理されていない学級を見つけ、根拠となる人数を表1と表2の中から書くという問題があるが、これは文章の意味を理解し、それに対応する数を理解して、常識で判断することを求めるものであるから、正しく解く方法を丁寧に教えることは、かえって難しい。むしろ、これらの問題を間違う子どもたちは、正答にたどり着けない何かつまずきがあるはずであり、それを先生が理解し、正していくというやり方をせざるを得ない。正答率が0~4問の子どもたちを指導するためにはこのような手法を取らざるを得ず、一斉授業で求められる授業力というよりは、個別の対応が必要になってくる。
例えば、この8cmの立方体の体積をみんなが答えることができれば、正答数ゼロの子どもはいなくなる。確実に身に付けさせる能力を明確にして、それについては、どこに子どもたちがつまずくかを理解し、それに応じた指導法を身に付けていただく必要があるのではないか。そういったところが、基礎学力の向上の観点からは重要だと思う。
(一伊達幼小中教育課長)
立方体の問題について、全ての辺に8cmと書いてあれば、8×8×8と解けるはずであり、おそらく立方体の概念と、体積の出し方の部分でつまずいている。学校の先生方は、子どもたちのできたという達成感のために丁寧にしすぎてしまう場合がある。この問題は概念を見ていく上で重要な問題である。そういった部分も含めて、小学校の授業のありようも含めて考えていかなければならない。また、個々のつまずきをどう見取っていくのかについて、デジタルドリルを使う学校がほとんどで、データさえ見れば、その子がどこでつまずいてるのかがわかる。各教員がそのデータをどう見取って、どう支援していくのかを具体的に発信していかなければいけないと考えている。
(土井委員)
算数的処理の意味を理解していない子どもは、数字があればそれらの数字を使って何か計算するのだろうというところまではわかるが、どうすればよいか理解できていないので、適当に計算をしてつじつまを合わせようとしてしまう。その意味で、文章を理解して式を立てるというプロセスが最も重要になる。例えば、課長の指摘を踏まえれば、体積の問題で全ての辺に数字が入っている問題と入っていない問題を示して、しっかり解けるかどうかを試すことで、理解を確認するという方法もあるだろう。アンケートの問題については、要するに整理されている枚数とクラスの人数が合っているかどうかを確認するだけの問題であり、これが解けないとなると、日常生活の中で、指示を理解し、それに対応する最低限の算数的処理ができないことになる。こうした点は、高度な国語力や算数・数学力を求めるものではなく、日常生活や社会に出た場合の必須の能力で、義務教育で確実に身に付けさせるべきものではないか。国語力との関係でも、算数の文章題は比較的短く不要な情報が少ないので、文章の基本的な理解力を身に付ける上でも重要である。6年生の算数については、算数だけでなく国語との関係でも力を入れて対応してもらう方がよい。
(一伊達幼小中教育課長)
小学校国語の指定校について、低学年から高学年まで国語を中心にやっているが、どの教科でもまず読めているかがポイントになっている。その指定校は国語をやっていることにより算数も上がっている。全国との差を縮めているという結果も出てきており、土井委員にご指摘いただいた文章題のところも含め、各学校に発信していければと考えている。
(窪田委員)
基礎のつまずきの分析について、支援教育でも、読み書きは通級で丁寧につまずきを分析し、つまずきやすいところは、低学年の隙間時間等で、学級全体をサポートし、底上げしていくといった取組を最近市町でされている。つまずき分析を丁寧にし、全体に還元していっていただきたい。立方体の問題でも、手が止まっているなという時に先生が、ここが8でしょ、と書いてしまったり、いわゆる業者の単元テストでは、基本的には高さが全部書いてある。今回の立方体問題のような、親切ではない問題を間違うということは、結局本質がわかっていないということである。どのように問題を出すのかということとも大事だなと思う。また、この8×8×8ができなかった、6年生が1年後に解けるかが重要である。つまずいた子たちが1年後、2年後に力をつけていけるかどうか、子ども一人ひとりの個人内での経年変化も大事である。
また、1点お伺いしたいが、今回この中学生の数学が比較的全国との差が少なかったということだけれども、この子たちは3年前の6年生の時でも算数のテストが良かった子たちかを教えていただきたい。
(一伊達幼小中教育課長)
3年前は、全国との差が比較的大きかった子たちである。彼らが6年生の時はマイナス1.5ポイントの差があった。中学校は、小学校のデータをもらった上で、新入生の学力程度がどのぐらいあるのかを把握し、スタートして行くため、そういったことも踏まえて、学力調査のデータは有効だと思っている。 少なくとも中学校は、各学校の小学校6年生の子たちの状況を見た上で、指導していることは事実である。
(窪田委員)
来年の児童生徒に反映できる部分は成果として反映されたら良いと思っているが、今回の6年生の子たちが3年後の中学3年生のときに受けたときに、今回課題として整理した部分について、言葉の捉え方や基礎的なところが、3年後変わっていればいいなというところも含め、経年的なところも視野に入れ、中学校のスタート時に引き継ぎもしているということであるため、そのような視点もぜひ大事にしていただきたい。
6 議事(議案:非公開)
●第24号議案について、原案どおり可決された。
●第30号議案について、原案どおり可決された。
7 閉会
●教育長から、本日の議事が全て終了した旨の発言があり、閉会の宣告があった。