県立守山北高等学校では、文部科学省指定事業「新時代に対応した高等学校改革推進事業(普通科改革支援事業)」を受け、令和7年度に新学科「みらい共創科」を創設した。
同科は普通教育を主とする学科の「地域社会学科」に分類され、地域を教室とした探究的な学びに挑戦している。同科2年次には、生徒の希望進路に応じた独自研究プロジェクトを進める中で、就職希望の生徒を対象に、企業と連携した実践型インターンシップを授業として導入する予定である。そこで、今年度は守山市役所と連携して企業への事前ヒアリングを行い、学校での事前指導、実習当日、振り返りまでの流れをプログラム化するために、今回の特別授業を試行実施する。
近年の若手の人材不足に悩む企業側と、早期の離職や希薄な就職意識に悩む学校側とが連携しながら取り組む授業であり、普通教育を主とする学科がインターンシップを授業として導入する先進的な取り組みである。 昨年度は保育士を希望する生徒がこども園に実習に行ったり、介護士を目指す生徒が福祉施設に実習に行ったりしたが、今年度は企業へのインターンシップに絞って実施する。
高校生のキャリア形成の過程で、より自身の描きたい進路実現につなげるため、「インターンシップ」を単位認定する仕組みを予定しており、令和8年度以降の運用に向け、試行的に実施する。
県立守山北高等学校 2年生の就職希望者(12名)
協力企業 | 実習日時 | 参加生徒数 |
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日本マタイ株式会社 | 7/25 (金曜日) | 3名 |
旭化成株式会社 | 7/25 (金曜日) | 3名 |
グンゼ包装システム株式会社 | 7/29 (火曜日) | 3名 |
株式会社三社電気製作所 | 7/28 (月曜日) | 3名 |