シュウゾウ・アヅチ・ガリバー(安土修三)氏は、大津市出身で県立膳所高等学校を卒業されており、現在も自身の幅広い関心を反映した芸術活動を行っておられます。
高校生であった頃、60歳年の離れたフランス人アーティスト、マルセル・デュシャンの作品集に出逢い、その人物と生き方に大きな影響を受けられました。自身が影響を受けたデュシャンと同じ年齢となり、「60歳年の離れた感性豊かな高校生と対話をしたい。」という氏からのご提案を受け、今回、県立膳所高等学校において、講演会と生徒たちとの対話をする機会を企画しました。
単なる講演会にとどまらず、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー氏と高校生との対話も織り交ぜながら、会を進めます。参加生徒たちにとって、基礎的な美術論に加え、その背景となる作者の世界観にも触れることができ、自身の生き方等、より根源的な問いに対する思考を深めていく絶好の機会となることを狙いとしています。
令和7年2月17日(月曜日)15時40分~17時00分
滋賀県立膳所高等学校 視聴覚室
世界的に活躍をされている芸術家を招き、基礎的な美術論をはじめ、作品に対する世界観等を参加生徒と対話する中で、参加生徒が自身の生き方等、より根源的な問いに対する思考を深める機会とする。
シュウゾウ・アヅチ・ガリバー(本名:安土修三)氏
1947年滋賀県大津市生まれ
1965年滋賀県立膳所高等学校在学中にハプニング’草地’を発表
1967年上京し、芸術活動を本格化させる
1973年写真集『Secknd Life of Gulliver』を刊行
1982年個展”The Gulliver”
1992年“70年代日本の前衛”(イタリア)
1996年“Art Meets”(デンマーク)・個展“Ambition / Field Climbling”(オランダ)
2010年包括的な展覧会「EX-SIGN」開催(滋賀県立近代美術館)
県立膳所高等学校1~2年生の希望生徒のみ対象として実施します。