人口減少、少子高齢化やグローバル化、情報化、技術革新の進展等、急速に社会情勢が変化する中で、概ね10年から15年先を見据えて、新しい時代を切り拓く人づくりのため、県立高校の在り方の基本的な考えを示した基本方針を令和4年3月に策定しました。この基本方針に基づき、全県的視野から各県立高校の魅力化の方向性を示す「滋賀の県立高等学校魅力化プラン」を令和5年3月に策定し、各県立高校の魅力化の取組を推進しているところです。
県教育委員会では、このプランに基づいて学科改編等に向けた検討を進め、具体的な学科等の内容を盛り込んだ「滋賀県立高等学校魅力化に向けた学科改編等実施計画」を策定しました。
今後は、令和7年度の新学科設置に向けてカリキュラム等の検討を一層進め、中学校や保護者等への周知を図っていきます。
<滋賀県立伊香高等学校>
・令和7年度に「森の探究科」を設置
・コンセプト
滋賀県北部地域の豊かな自然環境、森林資源などを活用し「森で学ぶ」をコンセプトに、生徒の「生きる力」を地域とともに育む <ゼロ・カーボン・ハイスクール>を目指す。
<滋賀県立守山北高等学校>
・令和7年度に「みらい共創科」を設置
・コンセプト
「地域をフィールドとした学び」と「ウェルビーイング」を柱に、多様性を尊重し、他者と協働しながらよりよい地域の未来を創造する。