平成31年(2019年) 3月13日
滋賀県病害虫防除所
タマネギのべと病(図1,2)の発生が増加しています。3月11日~13日にかけて県内巡回調査を8地点で実施したところ、発病ほ場率は50%、発病株率は1.3%でした。
大阪管区気象台発表の気象予報(3月7日発表)によると、向こう1か月の気温は高く、降水量は平年並で、本病の発生にとって好適な気象条件が続くと予想されます。
本病の発生が多くなると、枯死するなど減収につながることから、次の対策をしてください。
(1)ほ場の排水をよくし、発病株を認めたら抜き取り、ほ場からの持ち出しを徹底する。
(2)前年発生があったほ場や、例年発病が認められるほ場では、予防の薬剤散布を実施する。
(3)発病を認めたら、治療効果のある剤で防除する。
図1タマネギべと病
図2タマネギべと病多発ほ場