平成29年(2017年) 8月7日
滋賀県病害虫防除所
茶園において、クワシロカイガラムシの発生量は多く、第1世代成虫の寄生株率は48.1%(平年20.5%)と高くなっています。今後、次世代の幼虫や成虫による吸汁害の増加が予想されることから、適期に薬剤防除を実施してください。
防除は、ふ化~定着直後の幼虫を対象とし、ふ化最盛期(50%ふ化卵塊が過半数に達した時期)の約2~3日後が防除適期となります。本年の第2世代幼虫のふ化最盛期は、有効積算温度による予測法から、日野町で8月14日頃、土山町で8月15~17日頃、信楽町で8月15~19日頃と予想されています。