平成29年(2017年) 8月22日
滋賀県病害虫防除所
果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシ)は、カキやナシ、ブドウの果実を吸汁し、落果や奇形果を生じさせます。
滋賀県農業技術振興センター花・果樹研究部(栗東市荒張)内に設置された予察灯での誘殺数は、8月上旬までは少なく推移してきましたが、8月中旬以降に急増しています。周辺のカキ園においても、飛来成虫や被害果が散見されるようになりました。本害虫は集合性が高く、今後も果実肥大・着色が続くカキ園で大きな被害を受ける可能性があります。
園地をよく見回り、果樹カメムシ類の飛来を認めた場合、防除を実施しましょう。
防除上注意すべき事項