平成29年(2017年) 10月12日
滋賀県病害虫防除所
イネ縞葉枯病は、ヒメトビウンカが媒介するウイルス病です。イネ縞葉枯病ウイルスを保毒したヒメトビウンカは、越冬後に本田に飛来し、イネを吸汁加害してウイルスを感染させます。
水稲収穫後の刈株再生芽(ヒコバエ)を調査したところ、本病の発病株(図1)の発生が県内全域で認められ、その発病株率は昨年以降、急増しています(図2)。
本病の蔓延を防止するため、刈株再生芽でイネ縞葉枯病の発生が目立つほ場・地域では、刈株を放置せずに速やかに水田を耕起するとともに、次作ではヒメトビウンカに効果のある育苗箱施用剤による防除を実施しましょう。