平成28年(2016年) 7月20日
滋賀県病害虫防除所
果樹カメムシ類は、ナシやカキの果実を吸汁し、落果や奇形果等を発生させる難防除害虫です。
越冬世代のフェロモントラップへの飛来数が5月第3半旬に急増したことから、5月17日に注意報第2号を発表したところですが、6月以降も平年並の飛来が確認されています。
今後、9月上旬まで果樹園への第1世代成虫の飛来が続くと予測されます。局地的に飛来し、集中的に加害する害虫なので、特に防虫ネットのないナシ園やカキ園では、園内をよく見回って、飛来を確認した場合は防除を実施しましょう。