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平成29年度病害虫発生予察特殊報第1号バラハオレタマバエ

平成29年6月14日
滋賀県

  1. 病害虫名:バラハオレタマバエ Contarinia sp.
  2. 作物名:バラ
  3. 発生経過
    1. 平成29年6月、県南部の施設栽培のバラで、新葉が折り畳まれ、内側が食害されている葉が見つかった。被害葉を広げると、葉脈に沿ってハエ目と思われる幼虫による食害が確認された。佐賀大学農学部応用生物科学科の徳田誠准教授に同定を依頼したところ、ハエ目タマバエ科のバラハオレタマバエ Contarinia sp.と同定された。
    2. 本種は、平成10年に山口県で初めて発生が確認され、その後、16県 計17県で発生が報告されている。
  4. 形態および生態
    成虫は、新葉表面の主脈に沿って産卵し、孵化した幼虫が主脈周辺を食害するため、葉折れ症状を示す。幼虫は、体色が白色~黄色で体長は1~2mm。3齢を経過すると葉から離脱し、土中のごく浅い部分(概ね地表面から1cm以内)で蛹になる。1世代の所要日数は20℃で29.0日、25℃では17.5日、15℃では47.5日である。5~8月上旬にかけて4~7回、9月中旬~10月にかけて2~3回の発生がある。成熟した幼虫が土中で越冬すると考えられている。
    盛夏期には、高温乾燥により発生が認められなくなるが、夏が冷涼多雨の年には、発生が途切れない場合もある。
  5. 被害の特徴
    幼虫の食害により、葉表がバラ主脈に沿って内側に折り畳まれる。被害が出始めの葉では、折り畳まれた部分を開くと体長1~2mmの白~黄色の幼虫が数頭~十数頭みられる。蕾が食害された場合は変形花となり、商品価値が低下する。
  6. 被害の特徴
    1. 現在、バラにおいて本種に対する登録薬剤はない。
    2. 被害葉・被害蕾を発見したら、速やかに除去し、適切に処理する。
  7. 写真
バラハオレタマバエ
お問い合わせ
滋賀県病害虫防除所 
電話番号:0748-46-4926
FAX番号:0748-46-5559
メールアドレス:gc70@pref.shiga.lg.jp
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