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更新日:2026年11月2日

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令和8年10月 湖国の彩り華やか!「強み」を生かして「挑戦する滋賀県」へ

ご来庁の皆さん、職員の皆さん、こんにちは。滋賀県知事の三日月大造です。2ヶ月ぶりとなりますが、今月「10月の知事談話」をお届けします。

硤合憲三さんのノーベル化学賞ご受賞に沸く日本です!硤合さんらが導き出された「不斉有機合成」なるものは難しくてわかりませんが、日本の基礎研究の強さを感じます。すぐに結果が出なくても、諦めずに努力や研究を積み重ねること、それを支援することの大切さを、改めて感じています。

今日は「寒露」。ひと雨ごとに秋の景色に変わり染まっていくようです。美しい湖国を実感します。急に涼しく、時に寒くなってきました。インフルエンザも流行っているようですし、風邪をひいたり、体調を崩す人も多いようです。お気をつけください。

県庁周辺では、湖国三大祭の一つ「大津祭」への雰囲気が日に日に高まってきています。昨年12月に「ユネスコ無形文化遺産」に登録されたこともあり、注目や盛り上がりに期待しています。職員の皆さんの中には、山車の曳き手として参加する人もいらっしゃるでしょう。大津港横の滋賀県立文化館の建設工事も進んできました。祭りや文化財など伝統文化の継承ということも考えながら過ごす秋になればいいですね。

昨日の出来事を二つ。

東京にある国連大学のチリツィ・マルワラ学長がご来庁され、寸時、懇談させていただきました。南アフリカ共和国ご出身の55歳。同い年で意気投合!「AI理論の専門家」でおられ、倫理観のあるAI活用やエンジニア養成が重要とのご持論は、目下、県庁の仕事にAIエージェントの導入を検討している本県に、また、“知行合一“のエンジニア育成のため、2028年4月開校へ高等専門学校(高専)の工事・準備を進めている本県に、重要なご示唆を賜りました。2024年の国連総会において、8月27日が「世界湖沼の日」と定められたこととも絡めて、MLGsはじめ琵琶湖との関わり、保全再生の取組を先導するわが県に熱い期待のコメントも頂きました。

また、カナダにある「国連大学水・環境・保健研究所」所長のカーヴェ・マダー二先生がご来日されるタイミングで、滋賀県でご講演いただく機会をつくろう!ということになりました。琵琶湖環境部を中心に、国際課とも連携して準備を進めていきたいと思います。

湖といえば、「湖のつながり」で1968年から姉妹県州となっている米国・ミシガン州を、先月訪問し、G・ホイットマー州知事とも懇談させていただきました。南北のミシガン州をつなぐ、ミシガン湖とヒューロン湖の間にあるマキナック橋を、約8km、歩行者天国にして歩くウォーキングイベントに一緒に参加させていただき、友好や共生に向けた関係を強化・確認するとともに、その後、ともに参加した日本米国中西部会で会談を行い、次の世代へ、友好姉妹関係発展へ編み直しをしていくことなど、共同宣言に署名しました。再来年2028年の60周年の節目に向けた取組を積み重ねていきます。

もう一つは、昨日、三重県名張市で、三重県の一見知事と三重県・滋賀県知事懇談会を行いました。隣県の三重県との連携を強化したい!と、2年前、本県から提案して、初めて開催されたものです。名張市の赤目四十八滝の視察や忍者体験、6月にオープンした、子ども若者の居場所「なばリンク」を視察させていただくとともに、

忍者などを活かしたインバウンド誘客に向けた観光振興、

JR草津線や名神名阪連絡道路など広域交通ネットワークの強化、

公共ライドシェアなど二次交通充実への取組共有、

カスタマーハラスメント対策強化への連携、

など各県の取組等紹介しながら、連携強化に向けた意見交換を行いました。隣県同士、ゆかりやつながりも深く、共通課題も多い三重県と滋賀県の連携を強化することで、両県のさらなる発展につなげていきたいと思います。

観光といえば、この10月から、DC(デスティネーションキャンペーン)のプレキャンペーン期間に入りました。“癒しがいっぱい シガリズム“湖国滋賀の魅力、美しさ、楽しさ、美味しさ、面白さを存分に感じていただき、データも収集・分析しながら、滋賀県の観光産業や観光まちづくり、観光政策を進化させる取組をつくっていけるよう、部局・官民・県市町連携で頑張ってまいりましょう!

交通といえば、県内市町と連携しながら、「SHIGAみらいトーク」を実施中です。これまで甲賀市・竜王町・高島市・米原市で開催。町民・市民・県民の皆さんと、地域での日々の暮らしや地域交通の未来について、語り合っています。それぞれの地域に出かけて行って、胸襟を開いて話し合うことでわかること、見えてくることがあるように感じています。今月は湖南市・野洲市・守山市で開催予定です。この中でいただいたご意見等も施策に繋げていけるよう、よろしくご検討お願いいたします。

さて、9月にあった二つの「良かった出来事」を。

一つは、9月3日に、国の文化審議会において、「彦根城」が世界遺産登録に向けて、日本政府がユネスコに推薦する国内候補として選定されたことです!30年以上の長きにわたり、諦めず、粘り強く活動を積み重ねてこられた関係者のご尽力、戦のない平和な時代を築いた徳川江戸幕府の「大名統治システム」の有り様を今日に残し伝える文化遺産としての「普遍的な価値」を表現するために、様々な角度からご指導いただいた文化庁はじめ専門家や担当者のご協力、そして、超党派で議連を組織し、政治的にも機運を醸成してくださった国会議員や県議会議員の皆さまのお力添え…などなど、すべてが結実して、今日の重要な一歩に繋がりました。心から感謝しています。同時に、ここまできたら、なんとしても彦根城の世界遺産登録を実現し、私たちのシビックプライド(県民の誇り)を高めるテーマとして、観光の資源として活用・発信し、同時に、未来へ、大切に守り継いで取組を強化していきたいと思います。

もう一つは、先月9月上旬から、懸案課題でありました滋賀県のホームページがリニューアルされました。この間、様々な問題等を指摘されておりましたが、担当職員の頑張りや受託事業者様のご協力等により、素晴らしいホームページをご覧いただけるようになりました!ありがとうございました。

今回、

スマートフォンから閲覧しやすい仕様としたこと、

原則全てのページに目次をつけて内容を一目でわかりやすくしたこと、

目的の情報に辿り着きやすくするため情報分類を分野別に整理し直したこと、

全ての人に読みやすくするため文字の色や見出しの付け方などを修正したこと、

など、たくさんの改善が行われました。皆さん、使い勝手はいかがでしょうか?広報・発信、広聴機能の強化、災害発生時の案内など、県庁行政の基礎インフラ(プラットフォーム)としての役割を果たしていけるよう、各部局の皆さんの注目と参画にも期待します。

この二つの取組は、時に苦労を重く(痛く)感じるものであったと思いますが、時々の担当職員が知恵と力を合わせて、襷を繋いで、ここに辿り着くことができたんだと、深く敬意を表します。

最後に、今月の一冊。

藤沢周平著の『蝉しぐれ』です。まだ途中ですが、この夏から、じっくり味わいながら読んでいます。人情の機微、人間関係の難しさなど、今とは異なる時代を描いた文学作品とは思えない悩みや息づかいが感じられる名作だと実感しています。秋の夜長、読書で時間を過ごすのもいいですね。皆さんのオススメの本もご紹介いただければ幸いです。

それでは、今月も、「琵琶湖と暮らしを守る。三方よしで笑顔を広げる。豊かな未来をともにつくる。」ため、元気に、一緒に頑張りましょう!

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