琵琶湖のアユの資源水準を評価するため、1年を通じて様々な方法で調査しています。
それぞれの調査結果は、アユの成長の良し悪しや分布の違いによって大きく影響を受けるため、アユの資源状況の評価には、関連する調査結果をふまえて総合的に判断する必要があります。
琵琶湖に流入する主要河川でアユの産卵数を調査しています。(8月から11月)
調査船による曳網調査等で採集されたヒウオ(アユ仔魚)を解析することで生息状況を評価しています。(10月から12月)
アユの資源状況の指標として、以下の基準で一定の周回コース上で魚群探知機により検知された魚群数を計数しています(1月~8月)。過年との比較により資源量の相対的な評価に利用しています。
留意点)
・これまでの解析により、各月ごとにデータのばらつきの程度が異なることがわかってきました。これは各月ごとに魚群の形成状態、分布状況などが異なり、定常コース上での魚群の映り方が違ってくることが原因と考えられますが、詳細については今後さらに検討が必要です。