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養鱒事業

年間をとおしてマス類の飼育に最適な12℃のきれいな水が得られる立地条件を活かし、優良な親魚を育てて県内の河川放流用や養殖用の種卵種苗を生産するほか、大型食用魚の生産も行っています。

新しい技術の活用

研究の成果を積極的に養鱒事業に取り入れることにより、業界のニーズに応じた効率的な事業の展開を進めています。

産卵時期のコントロール

親魚飼育池の日照時間を人為的に変えることによって、従来の秋季採卵のほか、夏や春にも採卵を行い、さまざまな種苗の需要に応じています。

先端技術の導入

バイテク技術をいち早く導入したニジマス全雌三倍体の生産を事業化し、効率的な養殖が可能な種苗を供給しています。

事業の移り変わり

「醒井養鱒場」は、はじめ“琵琶湖のサケ”とも呼ばれるビワマス(琵琶湖固有種)の増殖事業を目的とした県営ふ化場として、明治11年に設立されました。
その後、一時民間に払い下げられましたが、昭和4年に水産試験場附属醒井養鱒場として県営に復帰し、こんどはアメリカから導入されたニジマスの養殖振興を目的として再スタートしました。昭和44年ごろからは、日本在来のマス類であるアマゴやイワナの種苗生産供給にも着手し、県内の河川漁業振興の中心的役割を担っています。

なお、何度かの機構改革を経て、平成12年度からは、滋賀県水産試験場醒井養鱒分場となり、養鱒事業は滋賀県漁業協同組合連合会に委託されました。また、平成17年度からは分場を廃止し、水産試験場(彦根市)と完全統合されています。